産業能率大学の中小企業の経営施策に関する調査によると、人材不足を感じている経営者が増加し、約6割の中小企業が中途採用を予定していることが分かった。

 中小企業経営に、2012年の経営活動に影響を与えた要因(3つを選択)を聞いたところ、「国の政策の変化」(42.0%)が最多で、「需要の不足」(39.4%)、「業界構造の変化」(35.0%)、「国際情勢の悪化」(34.0%)と続いた。

 「人材不足」(27.6%)を挙げる企業が、2010年(16.7%)、2011年(22.1%)から増加傾向にあり、人材の確保が重要な経営課題になっている。

 今年の人材採用では、中途採用の予定がある中小企業が58.3%となっている。採用理由は「人員が不足しており、人員を増加するため」(57.7%)が、「退社などに伴う欠員を補充するため」(35.1%)を上回った。

 「人員が不足しており、人員を増加するため」と回答した割合が高い業種は、「ソフトウエア・情報通信・情報サービス業」(81.0%)、「医療・福祉」(66.7%)、「サービス業」(61.3%)、「土木・建設業」(60.7%)となっている。

 一方、2014年4月入社の新卒採用の予定がある中小企業は24.8%で、12年(17.3%)、13年(17.9%)から上昇した。採用予定人数も「13年4月入社よりも多く採用したい」(44.4%)と考えている企業が4割を超えた。

 調査は、2011年11月22日〜12月4日に実施し、従業員数6〜300人の企業経営者645人から回答を得た。

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