『+7.9%』--この数字はナンダー!?

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中国国家統計局が1月18日に発表した実質GDP(国内総生産)成長率は、2012年が前年比+7.8%となり、13年ぶりに8%を下回る結果となりました。

欧州の信用不安などで世界経済が低迷し、輸出の伸びが大幅に減少したことに加え、内需も勢いを欠いたことなどが成長率の鈍化に影響しました。

一方、2012年10-12月期のGDP成長率は、中国当局による金融緩和の実施や、インフラ分野を中心とする投資プロジェクトの承認の増加などの景気浮揚策がとられたことを受け、前年同期比+7.9%と7-9月期の同+7.4%から加速し、8四半期ぶりに前の期を上回りました。

これにより、中国景気の減速に歯止めがかかったことが示されたとみられます。

また、足元でも景気の改善傾向を示す経済指標が増加していることに加え、投資プロジェクトにより住宅市場にも持ち直しの動きがみられていることから、市場では、2013年1-6月期にかけて中国景気の回復の勢いが続くと予想されています。

こうした中国景気の回復は、世界景気の押し上げに寄与するとともに、金融市場では投資家のリスク許容度を高める要因になるものと注目されます。

また、景気の回復による資源需要の増加など通じて、資源価格や資源国通貨にもプラスの影響をもたらすものと考えられます。

(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。

)(2013年1月18日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、数字から市場を読み解く「ナンバー・ナンダー」からの転載です。

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