下押し局面での強さが期待される日本株式

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昨年11月半ばを境に上昇基調に転じた日本株式は、日経平均株価が、1月18日に2010年4月以来となる10,900円台を回復するなど、好調に推移しています。

こうした日本株式の上昇を牽引しているのが海外投資家です。

東京証券取引所が発表した投資部門別株式売買動向によると、2012年12月の買い越し額は1兆5,448億円と、月間ベースでは約7年ぶりの大きさとなるなど、記録的な規模に膨らみました。

安倍政権の経済政策への期待や円安の進行などを背景に、海外投資家による日本株式を見直す動きが強まっており、2013年に入っても買越し基調が続いています。

そうした中、個人投資家が1月第2週に9週間ぶりに買い越しに転じたことが注目されます。

個人投資家は、株価の上昇局面では、日本株式を売り越す傾向にありましたが、最近の株価の上昇で投資家の投資余力が回復しているほか、日本株式の先高感が強まっていることから、株価が下押しした局面を積極的に捉える動きが拡がったものとみられます。

足元の日本株式市場は、政府の経済対策や日銀の金融緩和策に対する期待に加え、世界景気の持ち直しや、円安進行による日本企業の業績改善への期待も強まっています。

短期的には、株価の急上昇に伴なう相場の過熱感が警戒されるものの、今後も下押し局面において個人投資家の買いが拡がるようであれば、海外投資家の買い越し基調とともに、日本株式の上昇基調は息の長いものになると考えられます。

なお、個人投資家の売買の活発化に伴なって、絶対的な下値リスクが小さく感じられる低位株(相対的に株価の低い銘柄)は値嵩株(相対的に株価の高い銘柄)などと比較して、買いやすさの面で注目される可能性があるとみられます。

(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。

)(2013年1月21日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。

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