向後の7日株!:財務体質改善と好調な世界初の新商品に期待!国内トップシェアの精密機器株(805X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

セイコーHD (8050)が今日の注目銘柄!

保有証券の値上がりと保有不動産の含み益に加え、新製品の好調を評価して、同社に注目します。

まず、同社は、1月9日に、13年3月期第3四半期において、63億円の投資有価証券評損の戻し入れが生じたと発表しました。このセイコーエプソン(6724)を中心とした投資有価証券の、含み損の解消、及び、今年に入ってからのエプソン株の上昇による財務体質改善が注目ポイントです。

次に、同社が100%株主になっている、「銀座和光」の含み益も注目材料です。
「アベノミクス」による期待インフレ率の高まりから、都心一等地である銀座の地価の上昇による含み益の更なる増加期待も、株価を刺激することでしょう。

そして、同社は、昨年9月に、ソーラーGPS腕時計「セイコーアストロン」を発表しました。これは、世界で初めて全地球測位システム(GPS)を搭載した太陽光発電式腕時計で、世界中どこでも正確に時刻を表示します。電波時計と異なり、電波による標準時刻が届かないエリアでも時刻を高精度に受信でき、通信部品の消費電力を5分の1に削減するなど先進技術を駆使した商品です。

売り上げは好調で、発売から3カ月で、すでに年度内の販売目標を達成しました。
また、販売エリアは当初の14カ国から約50カ国へと広がりをみせています。この類まれなる高い技術力もポジティブ材料です。

さらに、14年3月期から新たな中期経営計画がスタートします。既存の事業に加え、「システム事業」を第3の柱に育てていく方針です。具体的には、店舗向けの決済端末や通信機器などを核とした「システム事業」でグループ再編に乗り出します。情報端末やセンサーを扱う子会社2社の技術の連携を図り、時計や電子部品に次ぐ成長の柱を構築。新会社の設立も視野に入れ、3年後をめどにシステム事業の売上高を現在の4割増となる350億円規模まで引き上げるということです。
これが今後の期待材料です。

まずは12年7月の268円を目指す見通しです。これを明確に上抜ければ、チャート妙味が増し、積極的な買いが期待されます。なお、週足ベースの一目均衡表では、雲(18日現在の雲上限は221円)を上抜けており、中期の株式需給は大幅に改善していると考えます。
268円ブレイクが、中期上昇トレンド発生のサインとみています。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。