「外国で買い物」が家でもできる?! 今注目の”海外サイト”ショッピング事情 (3) 日本と海外で異なる”商習慣”--「バックオーダー」や「ワレモノへの対応」

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手軽になってきた「海外サイト」でのショッピングの魅力をお伝えしている本連載コラム。

第1回は海外サイトでショッピングするメリット、第2回は危険なサイトの見分け方や関税のお話をしました。

最終回となる今回は、気になるクレジットカードのことや、日本と海外の習慣の違いについてお話ししていきたいと思います。

海外サイトでのショッピングにはクレジットカードが不可欠です。

しかし、クレジットカードを使うのが怖いという方も多いのではないでしょうか。

カード会社のセキュリティは年々進化していますが、それでも抵抗感のある方にはクレジットカードと同じように使える「Vプリカ」をオススメします。

Vプリカは、実際のカードは発行されず、ネット上でクレジットカードと同じように使えるVisaプリペイドカードとなっています。

クレジットカードにつきものの審査は不要、コンビニで購入すればすぐに使えます。

もちろんクレジットカードを使って購入することも可能です。

購入金額が限度額となり、新しいVプリカを購入すればカード番号は新しくなります。

使用中のカードでも「再発行」によってカード番号の変更が可能。

名義もニックネームでOKなので、万が一のトラブルにも安心です。

ところで、海外サイトでショッピングする際、注意というほどではないですが、念頭に置いておきたいことがあります。

それは日本と海外の習慣の違いです。

商習慣の違いで言うと、例えば米国には「バックオーダー」というシステムがあることを覚えておいてください。

簡単に言うと「在庫がないのに注文を受ける」状態です。

注文を受けてからメーカーに発注したりするので、届くまでに時間がかかったり、商品が入荷しない場合もあります。

最近は「Amazon.com」のように、商品ページに在庫の有無が明記されたサイトが多いので安心ですが(在庫数の数字や「in stock」などと表記されています)、そうでない場合は注意してください。

バックオーダーになった場合の対応はサイトによって異なります。

バックオーダーの商品が入荷してからすべての注文品を発送するところ、バックオーダー以外の商品を先に発送しバックオーダー品は入荷次第発送するところ。

別々の発送になった場合は送料はサイト側が負担するのか、新たに請求されるのかもサイトによって異なります。

このあたりの確認が面倒な方は、在庫の有無が明記されたサイトでお買い物をされるのがよいと思います。

バックオーダー品が入荷できない場合や待ちきれずキャンセルした場合、商品代金が先に精算されていれば返金されることになります。

クレジットカードへの返金は数カ月を要することもあります。

先にご紹介したVプリカでお買い物をした場合も、「購入金額は使い切ったはず」と思って放置せず、バックオーダーがあった場合の返金の有無を確認するようにしてください。

一方、特に米国は、買い物の習慣として返品や交換が当たり前で、日本に比べてその対応は手厚いと言えるでしょう。

ただ、日本からの注文に関しては「交換」として対応せず、一度返品した後に「再注文」という形になることが多いようです。

アメリカに返品する際の日本からの発送方法としては郵便局のEMS、SAL便がポピュラーな方法です。

EMS:国際スピード郵便。

万国郵便連合に加盟する国の郵政事業体が提供するサービス。

各国で速達同等のスピードで輸送されます。

到着スピードは速いですが(アメリカまで4〜5日)、送料は割高になります。

SAL便:日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送するため、船便より速く、航空便より安いサービス。

到着スピードは遅いですが(アメリカまで2週間前後)、送料は割安になります。

海外と日本では輸送におけるワレモノに対する感覚も違うと言えます。

海外にもワレモノを示す「fragile」というステッカーはあるものの、貼られている荷物が必ずしもデリケートに扱われているとは限らないと考えてください。

食器や花瓶など、荒く扱うと壊れてしまうものは、海外サイトでのショッピングは避けておいた方が無難かもしれません。

医薬品などを個人輸入する場合は日本の法律に則った数量の制限があります。

例えば、外用剤や化粧品の場合は標準サイズで1品目24個以内と定められています(http://www.mhlw.go.jp/topics/0104/tp0401-1.html)。

海外サイトでのショッピングについて3回にわたってお届けしてきた本コラムもこれで終了です。

その魅力や注意点が明確になり「やってみたい」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 1人でも多くの方に海外サイトでのショッピングを楽しんでいただければ幸いです。