和歌山電鉄貴志川線「貴志駅」の有名な駅長「たま」。今月で駅長就任から6年を迎え、なんと「社長代理」にまで昇格しました。人間だと70歳近くにもなる高齢ですが、未だに現役バリバリ。人気も衰えることがありません。

 なぜこれほどに、猫は人間の心をつかむのでしょうか。身近な存在のわりには、不可解で謎めいている。そんな魅力をもつ猫を街中で見かけたら、声をかけずにはいられないといった人もいるでしょう。

 自身も猫好きの一人だという動物・野澤クリニックの院長、野澤延行氏。書籍『猫に言いたいたくさんのこと』のなかで、ちょっと変わった猫の好物について、相談に答えています。

 例えば、コンソメ味が好きなロシアンブルー。「チキンラーメンやじゃがいもスナックのコンソメ味が好きなのは、外国猫だから?」といった相談に、「ネコに国境はありません。それにしても、スナック菓子は考えものですね。良質の食事だけ食べさせてあげたいです」とアドバイス。大好物だとしても、スナック菓子は与えないよう注意した方が良さそうです。

 次に、刺身への執着が激しいサバトラのメス猫の相談。普段の食事時は横でくつろいでいるだけなのに、刺身の時は違うというのです。刺身を口に運ぶタイミングを見計らって、シャッと手を出してくる猫。「あまりの本気にちょっとビビってしまいます。とくにマグロが好物。ネコに与えても大丈夫でしょうか?」の相談には、「"マグロはダメ"は、人間のおごりです。こうした良質のタンパク質と生のアミノ酸こそネコに必須な食べ物なのです」。スナック菓子とうって変わってマグロはOK。体に良いものを沢山食べてもらいましょう。

 また、カレーを食べてしまう猫についての相談も。香辛料やタマネギが入っているカレーは、猫には刺激が強そう。相談者がカレーを食べている時に、猫が器を舐めにきて困っているというのです。また、カレーだけでなくムヒを舐めてしまうことも。野澤氏は、「多少の刺激臭があっても、油脂が含まれていれば、それをなめたくなってしまうのがネコの嗜好」と言います。人間には理解しにくい、ネコの嗜好があるんですね。

 他にも、水ようかんを食べるネコも。これは、飼い主が美味しそうに食べていれば、ネコも美味しいものと思って食べてしまう場合があるそうです。ネコの好物といえば煮干やかつお節なのに、水ようかんも食べるなんて、ますます不可解で謎めいています。やっぱり、そんな難しいところがネコの魅力なんでしょう。



『猫に言いたいたくさんのこと―親愛なる君にもっと好かれる73の方法』
 著者:野澤 延行
 出版社:池田書店
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