ストレスを下げる、ユーモラスなひと言




●ストレスを下げるユーモアとは

仕事のストレスで一杯いっぱいになっている時、同僚がユーモアを使って気持ちを和らげてくれたら、感謝したくなるもの。





西洋のことわざに、「これで世の中、終わりじゃない(It's not the end of the world.)。」というのがある。落ち込んでいる友人に使う言葉としては、最適な言葉かもしれない。



旅客機のパイロット間のコミュニケーションでも、いざというときにユーモアが生きる。「乱気流に巻き込まれて失速警報が鳴り、瞬間パニックになっていた機長に、副操縦士がかけた言葉。『失速警報テスト完了』。これでパニックから抜け出せたとのこと。



英国の俳優から聞いた舞台のユーモア。舞台に上がる前に緊張している若手などに「(舞台で)脚を折ってこい(Break your leg!)」と声をかけるそうだ。これで緊張がゆるむらしい。



●ストレスを上げる、皮肉

サッカーの試合で、オウンゴールを入れてしまった時にチームメイトから、「ナイスシュート!」の声。こういうのはストレスを上げるか、落ち込むのでは。ユーモアと皮肉とは違うもの。



●人間の本質をついたユーモア

「禁煙しなけりゃいけないけれど〜」と思い悩む人も多いはず。禁煙をめぐっての会話にユーモラスに答えた欧米の作家がいる。「禁煙はとても簡単ですよ。私なんか、もう50回もやりました」 これなど人間の本質をついた名言ではないだろうか。



●自分をユーモアで笑い飛ばす

筆者のおすすめは、自分の置かれた状況を笑い飛ばすユーモア。例えば、緊張するプレゼンの時に自分に声をかける。「右脚ががたがた震えてきたぞ。でも、まだ左脚が残っている」といった具合。

開き直りかもしれないが、こうしたユーモアを持とうとする心の余裕が、実はストレスを下げてくれるようだ。



(文:深山敏郎/(株)ミヤマコンサルティンググループ/コミュニケーションズ・スペシャリスト)





●著者プロフィール



コミュニケーション改善の請負人として、高級ホテル、外食チェーン、外車ディーラー、IT企業など、20年で延べ4万人あまりを直接指導。夢は、英国でシェイクスピア芝居を英語で上演すること。

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執筆協力:石井公一(いしいきみかず 中小企業診断士)