「フィレンツェでの試合で、僕らは自分たちを取り戻した。次はインテル戦だ。大事な試合だよ。僕らは勝ち点10を取り戻さなければいけないんだ」

ローマDFレアンドロ・カスタンに恐れはない。ズデネク・ゼーマン監督率いるチームのセンターバックを務める26歳の同選手は、気迫とパーソナリティー、そして明確なアイディアを持っていることを示してきた。「フィレンツェでの試合で見ただろう。ローマはあまりにも強いんだ」。

『スカイ・スポーツ』のインタビューで、カスタンは今季初めて3バックで臨んだフィレンツェでの試合について振り返った。

「僕はすでにやったことがあった。ずいぶん前にね。3バックは好きだよ。4バックもね。決めるのは監督だ。またやるか? 僕は知らない。監督が決めることだ」

ゼーマン監督は練習でDFマルキーニョスとDFニコラス・ブルディッソをカスタンと並べ、再び3バックを試している。ローマは20日、セリエA第21節でインテルと対戦する。前半戦での対戦では、ゼーマン監督がアンドレア・ストラマッチョーニ監督に“レッスン”を施した。

「よく覚えているよ。僕にとってはサン・シーロでの初めての試合でもあった。とても美しいスタジアムだ。相手はインテルという素晴らしいチームだった。僕らは勝ったし、良いプレーをしたね。オリンピコでもうまくやらなければいけない。大事な試合だ。勝てば3位以内を夢見ることができる。勝つ必要があるんだ。インテルは僕らとチャンピオンズリーグ出場を争うチームだからね。勝てなければ、より難しくなる」

カスタンはコリンチャンスから加入した選手だ。そのコリンチャンスはクラブ・ワールドカップを制している。後悔はないのだろうか?

「そうだね。ちょっと考えた。でも、コパ・リベルタドーレスが終わったときに、僕はヨーロッパへ来ることを計画したんだ。そして、ローマからそのプロジェクトを示されたとき、僕はそれがすごく気に入った。すべてに勝つことを期待しているんだ」

一方、FWマッティア・デストロもローマを選んだことを後悔していない。

「ゼーマン監督からはたくさんのことを学んでいる。特に攻撃面での動きをね。インテルからジェノアへ、それからローマへと遺跡して、僕は対立する2つの感情を覚えた。一方では成長を感じ、満足している。自分を示し、勝負できるチームに来ることができるはずだと思ったんだ。そしてもう一方では、少し落胆を感じた。下部組織で何年も過ごして育ったクラブが、自分を信じてくれなかったということにね」

「僕は、どこでプレーするかは大事じゃないと思う。正しい動きをして、特に正しいタイミングで動ければね。監督がとても攻撃的なプレーをするということもある。たくさんのボールが来るし、ゴールを決めるチャンスが多いんだ。練習はハードだよ。でも正直、結果は出ていると思う。完璧なコンディションで試合に臨めば、終わったときに疲れることはない。筋肉の問題を抱えたりすることがないんだ」

「ワールドカップ? 夢だよ。僕にはそれにふさわしいことを示すための時間が2年ある」