先日アメリカ政府に「デス・スター(映画『スターウォーズ』に登場する惑星型の巨大要塞)を建設して欲しい」と言う嘆願書が寄せられ大きな話題となった。熱狂的なスターウォーズ・ファン達の署名の数が、2万5000という一定数を超えたことによって、ホワイトハウスは正式に応答しなければならなくなったのだが、予算の問題(建設に850,000,000,000,000,000(85京)ドルの費用がかかる)と、一国が惑星を破壊する程の恐るべき威力を誇る兵器を搭載することになる、という理由により正式に却下されたのであった。



さて、このホワイトハウスのリアクション対し、"帝国軍" は<StarWars.com>で声明を発表している。「アメリカ大統領がデス・スター建造計画を却下したことによって、我が銀河帝国の覇権は再び固く約束された」、「銀河外郭地域の議員であるウィルハフ・タルキンはこのように述べている。 "このように未熟な国家がデス・スター程の巨大な兵器を手にしてしまえば、銀河の平和はたちまちに崩れ去ってしまうだろう。あれほどの大量破壊兵器を保持し、喜んで我がものと出来るのは、かのパルパティーン皇帝くらいのものなのだ" 」と言った内容なのだが、つまりはアメリカがデス・スターを建造し、世界の圧倒的覇権を握らないというのなら、いつまでも世界に平和は訪れないだろう。大統領は "臆病者" である、というニュアンスが含まれている。昨年11月にまとめられた請願書には、デス・スターの建造によって防衛力以外にも、建設/宇宙開拓の分野において労働/雇用機会を増やすことができるなどのメリットがいくつも挙げられた上で、「2016年までに資金を確保して着手するように」と述べられていた。しかし現実的に考えて、オバマ大統領が「よし! ではデス・スターを建造しよう」と簡単に言うはずもないだろう。どれほど熱狂的なスターウォーズ・ファンが数多く存在しようと、現実は映画のようにはいかないのである。

しかし、それでも<Gimodo>(電化製品、ネット情報などを取り上げるブログニュース)のケイシー・チャン氏は、今回のホワイトハウスとスターウォーズのやりとりは「最高だった」と感想を述べ、「たとえ今回デス・スターが実現しなかったとしても(その理由が経済的なものであれ何であれ)、報道を通じてスターウォーズとホワイトハウスが現実世界で接触しあったのだから」と続けている。