信用買残・売残の推移(3市場、1月11日申込み現在)。1月に入って信用残が急増している。

写真拡大

「12月平均の2倍、デイトレードで2.5倍」。

 この数字は、2013年1月4日〜10日(5営業日)の、岡三オンライン証券における信用取引の約定金額を、2012年12月の平均と比べたものだ。

 信用取引相場が2012年に比べてかなり活況だ。

 下のグラフは、国内3市場(一般・制度信用)を合計した最新の信用残データだ。「信用買残」は、信用取引の買い建て残高を、「信用売残」は、売り建て残高を意味する。2012年来、買残は徐々に減少してきたが、2013年に入って急上昇に転じている。

 「2012年終盤は現物取引が活発でした。その理由として、相場が上昇する途中で塩漬け株を持っていた人の“ヤレヤレ売り“が増えたからと考えられます。一方、2013年に入ると信用取引が一気に伸びてきました」(岡三オンライン証券営業戦略部の稲田弘文さん)

 信用取引活発化の原因は相場の上昇だけでなく、新制度の影響が考えられる。1月4日から制度が新しくなり、1日の中で実質、同一資金での回転売買が可能になった(新制度の詳細はこちらの記事を参照)。

信用取引の口座開設数は3倍近くに

 2013年1月4日からはじまった新制度を前に、ネット証券各社間では、2012年後半から大口顧客を中心に囲い込みを合戦を繰り広げてきた。デイトレーダーに人気が高い岡三オンライン証券も、2012年から現在まで信用口座開設キャンペーンを続けている。その効果は確かにあるようで、「2012年12月は信用口座の開設数が通常月より2、3倍程度増加しました」(稲田さん)という。

 また松井証券は、2012年12月、信用取引の新しい口座である「一日信用取引」を発表した。デイトレードに限り、手数料無料、信用金利も条件によっては0%になる。デイトレーダーにとって、コスト面で究極のサービスの1つと言える(サービスの詳細はこちらの記事参照)

 「一日信用取引の口座開設数は、現時点(1月11日)では数千口座で、日に日に増加しています。また売買代金ベースでも、通常の現物取引と信用取引の合計に比べて、一日信用取引の比率が1〜2割程度まで増えてきています」(松井証券営業推進部の鶴田亮さん)

 松井証券が「一日信用取引」の口座開設受付を開始したのは、2012年12月29日のこと。実質2週間程度という短期間で、すでに「一日信用取引」口座を開設し、取引を頻繁に行っているトレーダーがかなりにのぼることになる。

 なお、これから信用口座を検討する場合は、信用取引のコストを比較したこちらのページも参考にしていただきたい。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)