「なかなか言うことをきかない」「こんなに一生懸命言っているのに勉強しない」「声をかけても返事だけで実行しない」など、親の子どもに対する悩みは、年代に関係なくつきないものです。

子どもの性格は、もちろん一人ひとり違いますが、親に言われたくない言葉やタイミングなどは、共通点があるものです。

今回は、実際に小学生(Bちゃん 小五 女)と中学生(Cくん 中二 男)の子どもを持つAさん(母)親子に話を伺ってみました。

まずは、Bちゃんが開口一番に言ったのは、「勉強してるときに、『なんでこんな問題もわからないの?』って聞かないで。

もっとわからなくなる」とのこと。

これにはAさんも申し訳なさそうです。

「私が『なんでわからないの?』と言ってしまうときは、感情的になっているときです。

一緒に問題を解いているときは、この言葉はでてきません」。

Bちゃんによると、問題ができなかったときは、うっかりミスをしてしまったか、本当にわからないことが多いそう。

後者の場合は、「問題の意味もわからない」こともあるそうです。

親としては、できないことを責めるのではなく、まずはなにが理由で解けないのかをじっくり聞くことからスタートした方がよさそうです。

「中学受験の試験日が近くなると、顔を見る度に頑張れ!って言われた。

もう精いっぱい頑張っているのに、かえってプレッシャーだった」とCくん。

Aさんは励ますつもりで声がけをおこなっていたそうですが、本人にはプレッシャーだったそうです。

また、Bちゃんは「Bちゃんだったら絶対できるよ」という言葉をかけられると、複雑な気持ちになるそう。

「本当にできることだったら自信になるけど、無理なことだったら期待されているのにどうしようと思います」親としては、励みになると思いかけている言葉が、逆の意味に捉えられていることもあるようです。

最後に二人揃って答えたのは、ゲームの話題。

「自分でゲームの終わる時間を決めて遊んでいるときに、『ゲーム止めなさい!どうしてゲームばかりしてるの?』って聞かれるのが一番イヤ」とのことでした。

親からみると、ほっておくと何時間もゲームをしているように思うのですが、子どもたちなりに心の中で「キリのいい時間」を決めている様子です。

ただし、それがとても長かったりするのですが……。

では、反対にイヤではない質問を聞くと「まず、ゲームを始めた時間を確認してほしい。

それでやりすぎだったら、怒られてもしょうがないかなって思う」という意見でした。

今回、BちゃんとCくんの意見を聞いたAさんは、「親も人間ですから感情的になることはあります。

でも大人である分だけストレートに出すのではなく、質問の仕方を変えるなど工夫をすることが大事ですね」とのことでした。

言葉や、またその言葉をかけるタイミングというのは、確かに難しいことが多いですが、親として知識をつけることにより、子どもとの関係もグンと良くなるようです。

一方的な思い込みではなく、子どもの意見を聞いてみることも大切ですね。

文/青山みなみ(エフスタイル)