向後の7日株!:中期上昇トレンド発生!?世界シェア9割を誇る、太陽光発電関連銘柄(400X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

日本化成(4007)が今日の注目銘柄!

16日の市場で、サニックス(4651)、高島(8007)、三晃金属(1972)、ウエストホールディングス(1407)などの太陽光発電関連銘柄群が揃って値を飛ばしました。そこで、太陽電池封止材向け添加剤で世界シェア9割の同社に注目します。封止材は、結晶シリコン系太陽電池のセル(発電素子)を挟み、湿気や衝撃から守るものです。耐久性ばかりではなく、セルに太陽光が届くよう、長期間にわたり透明度を保つことも求められます。ちなみに、添加剤は「トリアリルイソシアヌレート(TAIC)」と呼ばれる物質です。

さらに、同社の株価は、16日は前日比6円安の132円と反落したものの、前日15日の急騰で、チャート妙味が増しました。この点も魅力です。15日の終値は138円前日比19円高でした。始値は121円、高値は142円、安値は120円でした。また、出来高は624.1万株と、前日の37.7万株から約16.55倍に膨らみました。このように商いを伴って実現した、15日の日足の大陽線は、中期上昇トレンド発生のサインとの認識です。今後、24ヶ月移動平均線(16日現在、139円)を上抜ければ、スケールの大きい相場に育つとみています。

ところで、昨年10月25日、13年3月期通期連結業績予想の下方修正を発表しました。欧州債務問題に中国経済の減速傾向といった新たな懸念要素が加わる等、第3四半期以降の経済諸情勢が一段と不透明さを強める中で、機能化学品事業の需要の更なる落ち込みが見込まれること、またこれまで比較的堅調であった無機化学品事業の一部についても先行き需要の停滞感が予想されること等から、下方修正したのです。ただし、この業績悪は、昨年10月15日に付けた91円で株価にほぼ完全に織り込み済みと考えます。

また、同社は、業績回復に向けた足どりをより確実なものとすべく、全社挙げて、新中期経営計画の基本戦略に掲げる「集中事業(タイク、合成石英粉)の事業拡大」「基盤事業の徹底した効率化・合理化」「育成事業(アドブルー、光関連材料)の創出・拡大」「小名浜工場の再構築」に心血を注ぐとともに、マーケットの動向を的確に把握し、更なるコストダウン、生産効率のアップ、新規製品投入・拡大の加速化等、タイムリーな計画の練り直し・追加等にも懸命に取り組むことにより、今13年3月期上半期収益の底上げ・向上を図り、下半期以降の本格回復を成し遂げるべく全力を尽くしています。この企業努力を素直に評価したいと思います。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。