今やどんな情報でもインターネットを通じて無料、または安価で手に入れることが当たり前の時代になった。しかし、誰もが喉から手が出るほど欲しい「お金になる情報」となれば話は別だ。投資の達人はそれなりの対価を支払った、限られたメンバーに対してだけ、とっておきの情報を発信している。今回、元ヘッジファンドマネージャーの杉田勝氏の協力を得て、その一部を読者に特別公開する。

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 ロンドンとニューヨークでヘッジファンドマネージャーの活動をし、約20年ぶりに日本に帰って目の当たりにしたのは、自称アナリストに振り回され、まともな相場観もなく、ギャンブル同然にFX(外国為替証拠金取引)をする人々──そんな惨憺たる環境でした。

 そこで、私の経験を詰め込んだFXスクール「ウィンインベストジャパン」を立ち上げました。オンライン動画による講義で、プロ・専業トレーダーを養成するハイレベルな内容まで用意。最新の相場トレンドは補講動画でフォローし、投資助言も行なっています。

 最近、受講生の関心が高いテーマはこれからの為替相場動向です。今後の見通しは、年内に円ドル相場は1ドル=100円以上まで円安が進む可能性が高いと予測します。それはドル高・円安になる環境が次第に整ってきているからです。

 まずは米国の長期金利が徐々に上昇しており、日米の金利差が広がりつつあることが材料です。米国と欧州がコケなければ、安倍政権のデフレ脱却政策と相まって、日本にインフレ期待が一気に芽生え、今年は一気にV字型の円安相場がやってくると見ています。

 今年のFX戦略の建て方はとてもシンプルで、円を売って、米ドルや豪ドルなどの外貨を買えばいい。石破茂・自民党幹事長が「望ましい為替水準は1ドル=85円から90円」と発言したとおり、90〜90円50銭が次のターゲットだと見ています。

 サービスでもう少し具体的に見通すとすると、一度は90円にトライするものの失敗すると見ています。しかし、再度の上昇で90円を突破していくでしょう。つまり、一時的に下がった局面こそ仕込み時。石破発言が心理的に効いてくるので、1ドル=85円はもう切らないと見ていいと思います。

 FXがブームとなった2007年当時、「ミセスワタナベ」などのFX長者が持てはやされました。まさに今年はその再来の年になると考えています。

※週刊ポスト2013年1月25日号