韓国で盧武鉉元大統領をモチーフにしたゲームが登場し物議に

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盧武鉉前大統領をモチーフにしたオンラインゲーム「BOUNJI BALL」が、韓国で物議をかもしている。盧武鉉財団側は法的措置も視野に入れているという。

同財団は14日、公式サイトに「最近インターネットで盧武鉉大統領の名誉をひどく傷つけるオンラインゲームが制作され、流通していることについて、憤りと憂慮を禁じ得ない」とし、「一部のインターネットユーザーによるこのような反人類的なものに対して、可能なすべての措置をとる」と発表した。

問題となっているのは、飛び跳ねるボールを目的地まで移動させていくゲーム「バウンスボール」のパクリゲーム。ボールは盧武鉉大統領の顔になっており、落下すると「うわー」「ウンジ」などという声が出る。

「ウンジ」とは、ある製薬会社の飲料CMで登場した言葉で、同国のネット上で一時流行した。広告では男性が岩山を駆け上り、頂上から飛び降りるシーンが登場するのだが、盧大統領は2009年に崖から投身自殺している。ゲームの制作者が盧大統領をバカにし、ゲームを制作したのは明らかだと言える。

ネット上には「本当にひどい」「捕まえて欲しい」「故人を冒涜するゲームなんて許せない」などのコメントが集まっている。問題のゲームはすでに削除されたが、すでに何人もの人がダウンロードしたとみられている。盧武鉉財団は強力な対応を示唆しているため、波紋はしばらく続きそうだ。

参照:ニュースウェイ
参照:アジア経済

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