韓国のコミュニティーサイト「ガセンイドットコム」の掲示板に「日本のテレビ番組、“キム・ヨナはミスをしても高得点、何か変だ!”」とのスレッドが立てられたところ、さまざまな意見が寄せられた。

 スレ主は、13日に放送されたテレビ東京のソチ冬季五輪特集番組の動画を紹介し、「浅田真央の姉、浅田舞が同番組に出演し、キム・ヨナの得点に疑問を呈するなど、キム・ヨナに悪意を持った放送が行われた」と述べた。

 同番組では、2012年12月9日にドイツのドルトムントで開かれたNRW杯の様子を放映。キム・ヨナの転倒シーンが映し出された後、「まさかのキムヨナクオリティで 世界最高得点」のテロップが入った。

 キム・ヨナの高得点について、司会者から「と言うか、ヨナさん?ヨナさんって、どうしてあんなに点数がいいの?」と尋ねられた浅田舞は「いや、正直分からないです。なんであんなに点数が出てるのか分からないです。選手をやってたんですけど、見ても…なんでなんですかね」「ちょっと…。審査員が好きなんですかね」、「この問題はノーコメントにしておいた方がいいかもしれないです」とコメントした。

 スレ主は、同番組を視聴した日本のネットユーザーの反応を紹介した。「やはりテレビ東京!キム・ヨナの点数はみんながおかしいと疑っている(笑)」、「浅田舞、キム・ヨナの点数についてはノーコメントだって(笑)」、「キム・ヨナを皮肉るナレーション(笑)」、「あんなにミスしても最高得点だって…。審判の買収を疑うのが正常ではないか?大会に参加した他の選手たちがかわいそうだ。あーソチ五輪も不安」、「いくら考えても本当に不思議だね(笑)」といったコメントが見られた。

 スレッドには、韓国のネットユーザーから番組の内容に対する批判的な意見が並んだ。

・「キム・ヨナの採点が不正かどうかと疑うより、浅田真央が競技をする際の問題点を見つけて修正した方がはるかにいいと思うが」・「選手の家族が、ほかの選手を卑下する発言とは。浅田真央本人のメンタルにも影響しそう」・「周辺がこのような発言をしている限り、永遠に浅田真央に発展はないのでは」

 また、日本のネット上の反応に対する批判もあった。

・「まあ、あれが一般人の反応だよね」・「また劣等感が爆発してる」・「不正をするやつらの目には、相手も不正をするように見えるものです」・「放送も、コメントもレベルが低い」・「ソチで改めて現実を直視すればいいと思うよ」

 一方、フィギュアスケートの採点方法に対する理解の差だとの声も見られた。

・「基本技術のクオリティ自体が違う」・「フィギュアを単純に見るレベルと、各ジャンプの得点やジャンプの意味、着地やスピードまで細かく見ることができるレベルかによって、そのフィギュアの評価が大きく変わる。動画だけを見たら、あのような反応が自然でしょう。また、テレビ番組が転倒すれる場面をたくさん入れたら、もっとそんな反応になるよ」・「ミスした場面が採点にあまり影響を与えない部分だからなのにね。競技をすべて見ないことには何もわからない」・「フィギュアのような芸術に近いエレガントなスポーツについて、日本人に理解を求めることは難しい」

(編集担当:李信恵・山口幸治)