◆MLBブログでも「女性読者が多い」理由とは?

――先ほど広尾さんが、ブログ読者に40代以上の方が多いとおっしゃっていましたけれども、豊浦さん、内野さんはご自身のブログに来られている人はどういう層の方が多いのでしょうか?

豊浦:
それは正直、まだよくわかりませんね。以前は広尾さんを見習って、すごくマメにコメントを返していたのですが、とてもじゃないですが手が回らなくなって、我ながら最近はサボっていますね。そうすると、PV数は変わらなくても、コメントは明らかに減ってきましたね。ということはやはり、ブログの管理人からなんらかのリアクションがくることを期待なさってコメントをされている方が多いのでしょうね。

広尾:初めて来られた方には「ようこそいらっしゃいました」というのだけは絶対返すようにしていますね。それをしないと次は来られないので。僕のブログは3回4回サイトを変わっているのですが、初期からずっと来られている常連の方については、まめに返さなくてもつながっているという手ごたえがあります。僕の設けた部屋の中で自由に遊んでくださっているという感じがするので。

――内野さんはどうですか?

内野:
私のブログは、おそらくメジャーリーグのブログとしては女性読者の割合がかなり高いと思います。

広尾:いいことですね。

豊浦:どこかで顔出したんじゃないの?(笑)

内野:いや、そうではなくて(笑)おそらく、自分はMLBブログといってもコテコテのMLBトークではなくて、割と女性的な感性でMLBを語ることが多いからだと思います。マニアックなデータ分析や戦評ではなく、たとえばボールパークの魅力について書いたりとか。あとはダルビッシュの記事が多いからじゃないですか(笑)。自分はブログのFBページやTwitterもやっているのですが、そこでよくコメントをくれたりする方に、女性が意外と多いんです。あともうひとつ驚いたのが、北海道の方が異様に多いこと。

広尾:・・・ダルビッシュ?

内野:そうなんですよ。今年はダルビッシュの話を結構書きましたけれど、そうしたら以前からダルビッシュを応援していた日本ハムファンの方が結構読んでくれているみたいで。ダルビッシュをキッカケに僕のブログを読んでくれて、それでMLBへの興味を深めていってもらえたらすごく嬉しいですね。僕のブログを読んで下さっている方はおそらく、MLBに詳しい方って実はそんなに多くなくて、そういう方々に「MLBって面白いな」と思ってもらうキッカケになれたら良いなと思います。


<ざっくばらんにそれぞれのブログ観について語ってくれた3人。対談後編では、スマホやSNSの普及など情報環境の変化にそれぞれどのように対応しているのか、より具体的なテクニックについて語って頂きました。後編は近日中に掲載いたします。ご期待下さい>