冬のぜいたくはコレ! いますぐ行きたい東北の雪見温泉10泉

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寒い冬、旅をするならいっそ雪国の温泉がいい。

周囲に広がる純白の銀世界、雪見を楽しみながら温かな温泉を堪能する。

雪見露天風呂は最高の冬のぜいたくだ。

東北には、そんな雪見のできる温泉がいっぱい。

えりすぐりの温泉郷をご紹介しよう。

川端康成の『雪国』ではないが、どうも私たち日本人は雪深い温泉町になにか特別な情緒、ロマンといったものを感じてしまうらしい。

『雪国』に描かれた温泉は新潟県の越後湯沢だが、東北もまた雪深い温泉の宝庫。

秘境感漂う雪見の露天風呂も数多い。

仙台管区気象台の発表によれば、この冬の東北地方の降雪量は、これまでのところ平年値を上回っている。

特に東北の背骨とも言える奥羽山脈沿いは積雪も多く、年明けから本格化が予想されるいっそうの降雪によって、雪見温泉を楽しむ絶好のコンディションになりそうである。

そんな東北の雪見温泉、まずは青森県から黒石温泉郷にある青荷温泉を紹介することにしよう。

通称“ランプの宿”、青荷渓谷の渓流沿いに本館と離れ3館からなる秘境の宿で、2001年からは通年営業となり、雪の多い冬期も営業を行っている。

夕刻ともなれば、白銀の世界にオレンジ色のともしびがきらめき、幻想的な美しさだ。

宿には4つの湯があるが、そのうちひとつは大岩に囲まれた露天風呂。

すでに周囲の積雪は40cmを超えているとのことで、なんともぜいたくな雪見の湯を心行くまで堪能できる。

宿泊は予約が必要、青荷温泉ウェブサイトから連絡を入れよう。

続いては秋田県。

秘湯中の秘湯として知られる乳頭温泉が、秋田県の雪見温泉の代表格と言えるだろう。

十和田八幡平国立公園内の乳頭山山麓に点在する温泉郷で、雪深い山懐に六軒の一軒宿と休暇村(合わせて七湯)が点在している。

その中の一軒、鶴の湯温泉は乳頭温泉を代表する宿である。

かつて秋田藩主の湯治場だったという歴史と由緒を持ち、警護の武士の詰め所だったかやぶき屋根の「本陣」も残っている。

混浴露天風呂もあり、それも高い人気の理由。

宿泊には予約が必要である。

この鶴の湯はもちろんのこと、七湯全てが独自の源泉を持っているのも乳頭温泉の魅力だ。

多種多様な泉質を持つ七つの温泉めぐりを楽しむ「乳頭温泉郷湯めぐり号」という巡回バスも運行されている。

周囲にはブナの原生林が広がり、生まれたての新鮮な酸素がいっぱい。

山菜やきのこなど山の幸もいっぱい。

地底から湧き出る温泉とともに、乳頭温泉で大地の恵みを味わい尽くすことができる。

さて、宮城県ならまずは鳴子(なるこ)温泉郷である。

1000年の歴史を誇る“奥州三大名湯”のひとつで、大型ホテルから旅館、湯治宿まで様々なタイプの宿があるので、目的に応じて宿泊先を選ぶことができる。

近在には、源義経由来の史跡「鳴子温泉神社・啼子之碑」や『奥の細道』松尾芭蕉ゆかりの「尿前の関所跡」などもあるので、歴史好きにはたまらない。

共同浴場も人気がある。

ちなみにお土産のこけしはあまりにも有名である。

宮城県でもうひとつ、峩々(がが)温泉はどうだろう。

一大温泉郷の鳴子と違って、こちらは蔵王山の山懐に位置する一軒宿の秘湯。

日本三大胃腸病の名湯とされ、湯治宿としても名高い。

もちろん雪見の露天風呂も楽しめる。

蔵王や月山などの名山を抱える山形県には、たくさんの名湯がある。

ここでは蔵王温泉と銀山温泉を取り上げよう。

蔵王温泉はスキー場に隣接しているのでスキーやスノボも楽しめるし、名高い樹氷見学も楽しめる温泉郷。

家族旅行にうってつけだろう。

銀山温泉は銀山川の両岸に大正、昭和初期に建築された旅館の立ち並ぶノスタルジックな温泉郷である。

かつて一世を風靡(ふうび)した国民的人気ドラマ「おしん」の舞台となったことでも知られ、雪の季節は特にロマンチックだ。

雪見のできる露天風呂を持った旅館も数多い。

街中にある共同の足湯も人気で、いつも温泉客で賑(にぎ)わっている。

この他、青森県の浅虫温泉、岩手県の松川温泉、花巻温泉、福島県の元甲子温泉なども雪見の湯が楽しめる名湯。

雪見の旅を計画の場合は、まずは各温泉に積雪の状態を確認してからご予約、お出掛けいただきたい。