労働政策研究・研修機構の「短時間労働者の多様な実態に関する調査」によると、パートタイム労働者の3割超が、働くことを辞めると日々の生活が維持できなくなると考えていることが分かった。

 短時間労働者に対して、働くことを辞めた場合の家計への影響について聞いたところ、「日々の生活が維持できなくなる」(32.2%)が3割を超えた。

 さらに、日々の生活は維持できるものの、「住宅ローン等の返済が難しくなる」(12.0%)、「学費・教育費や仕送りの捻出が難しくなる」(12.4%)を合わせると、家計の必要経費を賄うのが難しくなるとの回答が半数を超えた。

 現在の会社で、短時間労働者という働き方を選んだ理由(複数回答)は、「自分の都合の良い時間帯や曜日に働きたいから」(41.2%)が最も多く、「勤務時間や日数が短いから」(30.1%)、「育児・介護等の事情があるから」(26.0%)、「就業調整ができるから」(19.8%)などの柔軟な働き方を理由とする内容が上位に入った。「正社員としての働き口が見つからなかったから」は14.8%だった。

 今後の働き方については、「現在の会社で短時間労働者として働きたい」(63.4%)が最も多いが、正社員になりたい短時間労働者が、「現在の会社で正社員になりたい」(13.1%)、「別の会社で正社員になりたい」(8.8%)を合わせると2割を超えている。

 調査は、2012年7〜8月に実施し、短時間労働者5317人から回答を得た。

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