2011年4月から10月までTVアニメが放送された「青の祓魔師」が劇場版となって、2012年12月28日(金)より公開となった。その大ヒットを受け、1月13日(日)東京・新宿バルト9にて『「青の祓魔師」劇場版 お年玉舞台挨拶』が行われた。

舞台挨拶には、主人公・奥村燐役の岡本信彦さん、劇場版オリジナルキャラクターであるリュウ・セイリュウ役の木内秀信さん、燐の父親・藤本獅郎役の藤原啓治さん、そして急遽出演が決まったうさ麻呂役の釘宮理恵さんが登壇。劇場版にまつわるトークだけでなく、現在公式サイトで開催中の超難問検定「青検」の中から木内さんが回答を特別に教えたり、来場者特典の生フィルムの開封式を壇上で行ったりと、自由にはしゃぐキャスト陣に観客からの笑いが耐えない舞台挨拶となった。




――改めて映画を見ての感想をお願いします。

岡本:収録をしているときから感動的な話だと思って演じていて、出来上がりを見てすごく感動しました。うさ麻呂とリュウと燐の話が主になってくるんですけど、とてもいい作品になったなと思います。

釘宮:今回、うさ麻呂というキャラでゲスト出演させてもらいました。自分の中では「子役の方がやったほうが映えるんじゃないかな?」とか、「映像があまりに綺麗だったのでどこまでアドリブを入れていいのかな?」と、悩みながら取り組んだ作品でした。いざ出来上がりを見るとほっこり温まるようないい作品で、出られてよかったなと心から感激しています。またこうして皆さんにご挨拶できて幸せです。

木内:僕は試写会で一度見させていただいて、実家の神戸に帰った時におかんとふたりで見に行きました(笑)。2回見て改めて出演できてよかったと思いました。家族連れとエレベーターで一緒になったときにお孫さんに感想を聞かれたおじいちゃんが「悲しみや辛さがないと生きていけないんだ!」と仰ったんですよ。それにすごく感動して!皆さんに愛される作品に出られてよかったなと思います。

藤原:皆さんが仰るとおりですね。僕も見ましたが映像が綺麗で手間ひまがかかっているなと。うさ麻呂は抜群に良かったですね。胸を打つお芝居でした。獅郎もここまで携わらせていただいて本当に感謝しています。




――もう一度見るならここを!というおすすめのポイントはありますか?

岡本:うさ麻呂とクロでオムライスを食べるシーンがあるんですけど、そこの目の動きが好きでして。うさ麻呂の性格が表れている独特の間合いは見て欲しいですね。

釘宮:うさ麻呂の目の動きで言うと、お水をもらうかもらわないかで迷うシーンなんかは細やかに動いていました。あと木内さんはこんなに面白い方なのにリュウはスゴく格好良いなって。そこも是非注目していただきたいです(笑)。

木内:ペッツ的なお菓子を食べるシーンで、何粒食べているかを是非数えてみてください(笑)。

藤原:数え切れないくらいありますが、オムライスのシーンはいいですよね。美味しそうですよね、オムライス。

岡本:輝きが違いますもんね!

藤原:あの照りと明かりに反射するオムライス。そして(うさ麻呂とクロの)食べるスピード。味わっているんだろうかと心配になってしまうような、そのあたりは必見?……次にいきましょうか(笑)。

会場:(笑)




――今週末より特典フィルムの配布が開始されるのですが、登壇者の皆さんで開封してみてください。

釘宮:あっ、これ小野D(アーサー)だ!パラディン!

藤原:これはリュウかな。

木内:あ、リュウください!これは何枚あるんですか?


――今週末限定で全国で1万枚くらい用意しています。

木内:じゃあ1万人見ればいいんですね?

釘宮:もしくは1万回じゃない?

岡本:これはメフィストがいて……

藤原:ここに時間使っていて大丈夫ですか?

会場:(笑)




――皆さんも是非劇場にお越しください。それでは最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。

藤原:これだけ多くの方に支持され、僕もお客さんとして映画を見たときに、非常にシンプルで美しいなと思いました。もう1回か2回くらい見ていただいて、オムライスの照りを確認してください。いつも応援していただきありがとうございます。

木内:僕もさっき2回目を見たと言いましたが、2回目を見てまた新たな発見がたくさんありました。1回見ただけではわからない素晴らしいポイントもありますし、何度も劇場に足を運んでいただければありがたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

釘宮:青エク検定がすごく難しい問題ばかりみたいなので、答え合わせでまた映画を見に来てほしいなと思いました。ものすごくスクリーン映えする映像と素敵な音もたくさんあり、劇場で見ていただきたい仕上がりになっているので、上映が続く限り何度でも足を運んでいただけたらなと思います。今日はありがとうございました。

岡本:本当に青エクは熱いスタッフたちとキャストに恵まれている中で、燐という役をやれたなと思っています。こうやってたくさんの方々に見てもらえて本当に嬉しかったです。また見て欲しいと思います。これからも是非是非、青エクをよろしくお願いします。皆さんありがとうございました!





今週末より開始される来場者特典「生フィルム」は、劇場版の半券をアニメイトに持っていくことで引き換えができる。全国1万枚の限定配布となっているため、お気に入りのキャラクターやシーンを手に入れたい人は、1度ならず2度、3度と劇場に足を運んでみてはいかがだろうか。映画の詳しい情報は公式サイトをチェックしよう。


■「青の祓魔師」劇場版

全国東宝系で絶賛上映中!

【スタッフ】
原作:加藤和恵(集英社「ジャンプスクエア」連載)
監督:高橋敦史
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:佐々木啓悟
美術監督:木村真二
色彩設計:安部なぎさ
音楽:澤野弘之
制作:A-1 Pictures
製作:「青の祓魔師」劇場版製作委員会
配給:東宝

【キャスト】
奥村燐:岡本信彦
奥村雪男:福山潤
杜山しえみ:花澤香菜
勝呂竜士:中井和哉
志摩廉造:遊佐浩二
三輪子猫丸:梶裕貴
神木出雲:喜多村英梨
クロ:高垣彩陽
霧隠シュラ:佐藤利奈
アーサー・オーギュスト・エンジェル:小野大輔
メフィスト・フェレス:神谷浩史
藤本獅郎:藤原啓治
うさ麻呂:釘宮理恵
リュウ・セイリュウ:木内秀信
ほか

<あらすじ>
11年に一度の祝祭を前に湧く正十字学園町。その裏側で悪魔の侵入を防ぐために結界の張り替え作業が行われる中、「幽霊列車(ファントムトレイン)」が暴走する事件が発生。魔神(サタン)の血を引く奥村燐は双子の兄弟である雪男と対応任務にあたるが、その最中に少年の姿をした幼い悪魔と出会う――。



©加藤和恵 / 集英社・「青の祓魔師」劇場版製作委員会 2012