欧州ファッションのアーカイブ70万点がウェブで公開へ

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 欧州のファッションアーカイブに関するプロジェクト「Europeana Fashion」が、貴重な資料をデジタル上に集めたポータルサイトを5月に公開する。主要博物館など20機関が所蔵する合計70万点を超える歴史的資料が、世界各国から閲覧出来るようになるという。

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 今回のポータルサイトに関する取り組みは、新たなファッションプロダクトの開発に役立てることを目的にスタート。歴史的なドレスをはじめアクセサリー、写真、ポスター、スケッチ、ビデオ、カタログ等の膨大な資料をデータベース化し、広く公開する。検索機能を強化するため2つの独自ツールを開発し、カラーや素材、縫製技術などの詳細を表示。対応言語は、英語、オランダ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、ギリシャ語、スウェーデン語、セルビア語の10か国語が予定されている。

 服飾をはじめデザインに関する資料を残す取り組みは欧米で特に進んでいるが、日本ではデザイナー三宅一生氏と美術史家で国立西洋美術館長の青柳正規氏を中心に「国立デザイン美術館」創立に向けたプロジェクトが進行中。昨年11月には公開討論会が実施され、実現に向けて今後もシンポジウムなどの活動が予定されている。企業ではユナイテッドアローズが、東京の本部オフィスに「N&UA 企画資料室」を昨年5月に開設し、貴重なテキスタイルサンプルをはじめ書物やアーカイブ資料などを所蔵している。

■Europeana Fashion
 http://www.europeanafashion.eu/