京都府には、京都大学の総長が手がけた本格派カレーがあった!

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日本を代表する大学の1つである「京都大学」。

同大学のキャンパスは、市内や宇治など3カ所に置かれているが、そのうち、本部でもある吉田キャンパス内には、昔からの建物に混じって博物館やレストランなどまである。

構内には生協が運営する学生食堂ももちろんあるが、それ以外に一般の人も対象にしたレストランがある。

例えば、大正14年(1925)に建てられた「百周年時計台記念館」内にあるフレンチレストラン「ラ・トゥール」。

こちらは、知る人ぞ知るグルメスポットとしても有名だ。

また、正門のすぐ左にはカフェレストラン「カンフォーラ」が建つ。

こちらは、白を基調にしたしゃれた外観が特徴の店で、いつも多くの人で賑(にぎ)わっている。

「店の名前は、太陽と星の下、京都大学のシンボル“楠”の学名からとられています」と店長の徳永さん。

メニューもランチからディナーまで幅広く取りそろえられている。

「一番人気は、週替わりメインディッシュ、スープ、ライスまたはパンが付いて570円の『今週のランチ』です」(徳永さん)。

大学内にあるため周辺の店に比べても価格が安いので、人気があるのも当然といえば当然だ。

とはいえ、安価であることに加え味も抜群なことにはうならされる。

さらにもうひとつの人気メニューがある。

それが「総長カレー」だ。

冠に“総長”と付いているのは、「入学式や卒業式などの節目にしか接点のない総長をもっと身近に感じたい!」という学生たちの声からだという。

それが名物となり、今では大学はおろか京都の新しい名物にもなっている。

そもそもなぜカレー!?という疑問が湧くが、それは前(第24代)尾池総長がカレー好きだったからだという。

総長自らが監修して完成させたカレーは、小麦粉を使わずに香味野菜と9種類の香料とトマトで仕上げたソースに、りんご・バナナで甘み、ココナッツミルクでコクを加えた本格派。

それを「カンフォーラ」では714円で販売している。

「ご飯が白米か五穀米か選べます」と徳永さん。

ちなみに、こちらの店で学生らから人気を得たことを受けて、「総長カレー」の名でレトルトパックした商品を、「スバコ・ジェイアール京都伊勢丹」などで販売している。

現在では、25万食ほど売れたのだとか。

一般の学食と違い、「カンフォーラ」ではアルコールの販売も行っている。

中でも、京都大学と早稲田大学、黄桜が共同開発して、2006年から販売しているビール「ホワイトナイル」は大人気。

さらに、2007年には発泡酒「ブルーナイル」、続く2008年にはビール「ルビーナイル」も生み出した。

今ではノンアルコールビール「サイファーナイル」もある。

「地ビール製法と同じ原料で仕上げて、ナイルシリーズの味わいそのままに、爽やかな酸味と麦のうま味が感じられる商品に仕上がっています」(徳永さん)。

京都へ行ったら気後れせず京大のキャンパスに足を踏み入れて、カレーとビールを味わってみよう!●information京都大学生活協同組合