スケジュールをチェックし、好決算に先回り!
決算とチャートの形で銘柄を選別し、成行でエントリー。あとは、株価の動き次第でホールド期間を決定。


押し目待ちに押し目なし。買いは翌日成行注文で、3割上昇で即利食い!

短期投資でも、やはり重要なのは銘柄選別。西村さんが「株−1グランプリ」で取り上げた銘柄はいずれも好成績を見せたが、なかでも2012年9月の推奨銘柄であるエイチームは1カ月でほぼ2倍高と、ライバルを圧倒した。「短期間で株価が急騰するには、何らかの材料が必要です。新製品や新技術などの材料を予想するのは困難ですが、決算は発表日がある程度決まっていますし、内容を推測することも可能。つまり、好決算を材料に株価が急騰しそうな銘柄を探すわけです」(西村さん)

具体的には、まず向こう3カ月の間に決算発表を迎える全銘柄をリストアップ。その中から、?今期2割以上増益、?黒字転換、?業績の進捗率が高く、上方修正の可能性大、のいずれかに当てはまる銘柄
を選別する。さらに、1日の売買代金の平均が1億円以上の銘柄に絞れば準備は完了だ。もし、同条件の銘柄が複数ある場合は、より大きな値幅が期待できる低位株がベターのようだ。

ここまで銘柄を絞ったら、あとは売買のタイミング。チャートをチェックし、「株価が過去200日の高値を上抜けている」、もしくは「その高値を上抜けそう」な銘柄の中から、きれいな上昇トレンドを描いている銘柄を買えばOK。押し目を待っていると買えない場合も多いため、注文は翌日に成行注文で行なう。

売り時は決算発表の前でも?3割上がったら利食い〞が基本。ただし、株価上昇に勢いがついている場合は、もう少しホールドして様子を見る。「期待通りに株価が上がってくれる銘柄は、エントリーしたうちの3〜4割程度なので、買値を下回った場合は、すぐに次の銘柄に乗り換えること。平均4日程度で回転させるイメージです。買った銘柄の株価がブレイクして上昇しても、ホールドは1週間くらいにしておいたほうがいいと思います」(西村さん)

この手法は、ヤフーなどの検索・情報サイトや証券会社のツールを使えば、個人でも簡単にできるのが強みだ。

「例年、年末年始は相場が強く、買いから入れる数少ない時期。さらに今年は政局が大きく動いているので、短期投資にはうってつけの相場になるとみています」(西村さん)



西村 剛
年間チャンピオン フェアトレード代表取締役

国内運用会社で中小型株のファンドマネジャー兼アナリストを経て、独立。2011年に行なわれた「株1グランプリ」(夕刊フジ)の年間チャンピオン。統計データを重視したシステムトレードが得意。



この記事は「WEBネットマネー2013年2月号」に掲載されたものです。