過熱は買えないが、超過熱は迷わず飛び乗り!
短期投資で大事なのは、最もホットな銘柄を見つけること。前もって銘柄を選別しておく必要はなし。


ボリンジャーバンドの+2σと+3σのバンドウォークを狙う

「短期投資は、テーマ性があって、かつテクニカルが上向きの銘柄を狙うべきです。過熱銘柄は避けるべきですが、?超過熱〞銘柄は買いなんです」と話す藤井さん。

一般に株式投資というと、「株が安いときに買って、高いときに売る」ことを前提とする投資家が多いはずだが、この考え方は長期投資向きであり、短期投資には不向きだという。

「銘柄探しでも、『会社四季報』などを丹念に見るなどして、あらかじめ銘柄を絞っておく必要はありません。その時々で最も?ホット〞な銘柄を見つけることが、勝ちへの近道なんです」(藤井さん)

ホットな銘柄は、ヤフーやブルームバーグといった情報サイトの「相場概況」や、人気投資家のブログなどで見つける。その中から、時価総額50億円以上、ヒストリカルボラティリティーが30%以上の銘柄がオススメだという。

ちなみに、ヒストリカルボラティリティーとは、過去の一定期間における、株価の変化率の平均値のこと。この値が大きければ、過去に大きく値動きしていたことを表し、今後も大きな値幅が期待できるというわけだ。

「過熱と超過熱を見極めるには、ボリンジャーバンドを見ればOK。株価上限の目安となる+2σ(シグマ)を大きく超えて上昇している銘柄が超過熱で、+2σに接近したら買い、+3σに接近したら売り。+2σと+3σの間でバンドウォークをしている銘柄が狙い目です」(藤井さん)

+3σ線は、証券会社のツールによっては見られないこともあるが、その場合はバンドの広がり具合を見て、+3σのおおよその位置を判断すれば特に問題はなさそうだ。「もし、自民党の安倍総裁が主張しているような、日銀による建設国債の買い入れ、無制限金融緩和などが実現すれば、予想以上の大相場が到来する可能性もあります。そうなれば、絶好の短期投資チャンスです」(藤井さん)



藤井英敏
2012年8月 月間チャンピオン カブ知恵代表取締役

大手証券会社、金融情報提供会社などを経て、独立。歯に衣着せぬ辛口コメントが個人投資家に人気の株式アナリスト。機関投資家やファンド関連の人脈も豊富。特に短期急騰銘柄の発掘に定評あり。



この記事は「WEBネットマネー2013年2月号」に掲載されたものです。