事業終了したプリントゴッコ。左は1977年発売の「B6」、右は95年発売の「PG-11」

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あの「プリントゴッコ」が、35年の歴史にひっそり幕を下ろした。

プリントゴッコは、理想科学工業が1977年以来販売していた家庭用印刷器具のブランド名だ。「シルクスクリーン」と同様の仕組みで、カラフルなイラストなどを手軽に作れるのが売りだった。特に年末の年賀状作りには重宝した人も多いだろう。現在20代の記者も小学生時代はお世話になった。元版を作るときのフラッシュのまぶしさは、今でもまぶたに焼き付いている。

2008年に本体販売を終了していた

1996年には累計販売台数1000万台を達成するなど、90年代までは広く用いられたプリントゴッコだったが、以後はパソコンの普及もあって低迷、2003年にはデジタル化した「プリントゴッコjet」も発売したが巻き返しには至らなかった。

08年に本体販売を終え、以後もランプやインクなど消耗品の販売やサポートは続行していたが、需要減による生産困難を理由に12年12月28日をもって、プリントゴッコ事業全体を終了した。以前から終了が告知されていたこともあり大手メディアもほとんどこの話題を報じることがなく、ひっそりとした「お別れ」となった。

ツイッターでも「寂しい」「ついに…」

一方でネット上では、2013年1月8日に2ちゃんねるでスレッドが立つなど、改めて事業終了を惜しむ声が相次いでいる。

「PCやカラープリンタがなかった時代 いろいろ工夫して失敗しながら作ったもんだよ」
「多色刷りを合わせるのが難しいんだが 楽しかったな」
「12年くらい前までめちゃくちゃお世話になった。ありがとう、そしてさよなら」

Twitter(ツイッター)などでも「寂しい」「ついに…」といった投稿が多数つぶやかれている。