相手を不快にさせているかも? 悪いクセを改善して、話し上手を目指そう!




自分が発言すると場の空気が悪くなる、話の内容が相手に伝わっていない気がする……。そんな風に感じたことはありませんか? 自分では普通に話をしているつもりでも、知らないうちに相手を不快にさせてしまうことは意外に多いものです。コミュニケーション下手のレッテルを張られてしまう前に、自分の話し方を見直してみましょう。中央話し方教室の代表講師である、栗原君枝先生に、相手を不快にさせてしまう話し方について聞いてみました。





■話下手の人ほど、相手の話を聞かない



――そもそも、どうして犬または猫を選んだのかを教えてください。



「私たちの教室では、話し方のトレーニングとして、1人1分間のスピーチを順番に行ってもらいます。トレーニングは複数の生徒さんがグループになって行いますので、別の人のスピーチを聞く時間もあるわけです。このとき、ほかの人のスピーチを聞く姿勢ができていない生徒さんは非常に多いですね。



話し上手な人ほど、相手の話をきちんと聞いているもの。自分の話す内容のことで、頭がいっぱいなのはわかります。しかし、話を聞いてもらうためには、まずは相手の話に耳を傾けることが大切です」(栗原先生)



相手が話している間に、次に自分が話したいことを考えてしまう人は多いのでは? 相手の話が終わるやいなや、「私なんてこの前さぁ……」と、自分の話を始める。そんな態度では、自分の話も聞いてもらえません。



■話の中に自分の意見がない



「人に話を聞いてもらうということは、自分の意見を述べるということです。人と話すことが苦手だという人の話を聞いていると、自分の意見を持っていない場合が多いですね。



立派な意見を述べなくてはならない、ということでありません。『伝えたいこと』が、自分の中にあるかどうかが問題です」

「こんなことがあった」、「誰かがこう言っていた」。



このように、状況や事実だけを長々と話していませんか? 特にビジネスシーンでは、こういった話し方は嫌われます。「で、何?」と相手をイライラさせてしまうかも。



ちょっと難しいかもしれませんが、「そして、私はこのように思います」と、自分の意見まで伝えられるようにしたいものです。



■聞き手の反応をまったく見ていない



「自分が話をしている間、話すことに夢中で相手の様子を見ていない人がいます。しかし、話すという行為は聞き手がいなくては成立しません。あまりに一方的な話し方は、聞き手を不快にさせることもあるでしょう。



『自分の話を、相手に聞いてもらっている』という感謝の気持ちが少しでもあれば、一方的な話し方で相手を不快にさせることはありません」



自分が話をしている間、ほかの人がどんな様子で聞いているのか見えているでしょうか? 自分は楽しく話しているつもりだったのに、いつの間にか場がしらけている……。そんな経験がある人は要注意です。



■否定的なフレーズが多い



「人と話すときには、できるだけ肯定的な話し方を心がけるべきです。会話に自信がないという人の多くは、否定的な話し方をするのがクセになっているという傾向があります。



否定的な話し方をされると、相手は決して良い気持ちにはなりません。言葉を選ぶときはできるだけ肯定的なものを選択して、会話が明るく、前向きなるように努力した方が良いでしょう」



「でも」、「いや」、「しかし」。



こういった否定のせりふが口癖になっていませんか? 中には、「いや、でも、私もそう思うよ」と、否定したいのか肯定したいのか、わからない返答をする人もいますよね。自分では否定しているつもりがなくても、こういった否定のフレーズは相手を不快な気持ちにさせてしまいます。



心当たりがあった人は、話し方を変える努力をしてみましょう。ひょっとしたら、今までうまくいかなかった人間関係が改善されるかもしれません。



また、「私は大丈夫!」と思った人も、安心することなかれ。話し方のクセは、自分ではなかなか気付けないものです。誰かに指摘されてからでは遅いですから、ぜひ自分の話し方を見直してみては?



(OFFICE-SANGA 森川ほしの)