いらない洋服を手軽にリサイクルできる時代に。「モードオフ」の利用術




低迷する経済と不透明な先行に、冷え込む消費とは言うけれど、絶対におしゃれを楽しみたい!!と思いませんか? そんなとき出合ったのが、モードオフです。中古品販売の大手であるハードオフが始めた新業態。おしゃれな洋服がズラリと並ぶ店内で、1,000円の値札を見ると「高い」と思ってしまうほど。モードオフを展開しているハードオフコーポレーションの本部に、モードオフの仕組みや、世界観、今後のファッション需要の見通しなどをうかがいました。



■リユース、リサイクル品へのマイナスイメージは既に消えた



――モードオフでは、どんな商品を扱っているのですか?



「レディースおよびメンズ衣料、ファッション小物、アクセサリー、靴などです。バッグをはじめ、ブランド品も扱っています。また、一部店舗のみなのですが、キッズ服も販売しています」



――なぜ、家電リサイクルのハードオフが、ファッションのリサイクルを始めようと思ったのでしょうか?



「アパレルの新品市場は大きく、常にものが動きます。つまり、それだけ不要になる服が増え、処分に困る人が多いからです。



また、若者世代にはいち早く古着屋の文化が定着し、リユース、リサイクル品を購入することへのマイナスイメージが早くなくなったということも大きいです」



たしかに私も、古着へのマイナスイメージはありません。流行がすぐ終わってしまうので、正直、とにかく安く楽しみたいというのもあります。



ちなみに、値段は店舗や時期により異なるとのことですが、私のケースですと、1着あたりの平均価格は千円くらいです。



■いらない洋服を買い取ってもらう方法



――モードオフの仕組みを教えてください。



「お客さまからお持ち込みいただいた商品をスタッフが1点1点その場で査定し、お値段をつけます。お買い取り金額にご納得いただければ買い取り成立です。メンテナンスをし、商品として売り場に陳列します」



――古着というと流行おくれだったり、着古されていたりするイメージを持つ方も多いと思うのですが、買い取り基準を教えてください。



「基本的には、3年以内の商品を中心に買い取りさせていただいております。デザイン(流行)→状態→ブランドの優先順位で査定。商品としてお値段がつけられないものや、年数経過したお品物でも、1点1円でのお値段をつけさせていただき、お持ち帰りがないように全品買い取りさせていただいています」



――たとえ1円でも引き取ってもらえれば、洋服を捨てるという罪悪感を抱かないですむのもうれしいですよね。

とは言え、やっぱり高く買ってもらいたい!! どうすれば高く買ってもらえるのでしょうか?



「なにより鮮度が大切。こまめに手持ちのお洋服、小物をチェックしていただき、『これ、いらないな〜』と思ったときに、お持ちください。新しいものほど査定額アップにつながります。『ブランド物は高く買取してくれるの?』と言う質問が多いですが、ブランドだけでなく、ノーブランドでも流行のデザインであれば高く買い取りさせていただきます」



とにかく、「鮮度」が重要。もったいないと考えているうちに、値段が下がってしまうのですね。



また、高く買い取ってもらうためのプチテクニックとしては、



「少しシワを伸ばしながら、きれいに見えるようにたたんだり、また、ブランド品の場合は付属品(箱、ギャランティカード)をお持ちいただくと、査定アップにつながるかもしれません」とのことでした。



■新品市場と中古市場が共存する時代



モードオフは、日本全国に現在18店舗。また、生活用品とともにファッションアイテムも取り扱う「オフハウス」は251店舗あります。2020年までに、ハードオフグループ全体で1,000店舗にするという計画とのことですから、今、近くにお店がない方も楽しみにしてくださいね。



最後に、ファッション業界の未来を予見していただきました。



「ファッションは自分を表現するひとつの手段。ファッション業界はこれからたくさんの流行を生み出し、流通させていくでしょう。



それと並行して、当社のリユースショップ『モードオフ』の店舗を増やすことによって、捨てることなくリユースするという考え方を浸透させたい。そうすれば、新品市場とリユース市場が共存できるような世の中になると思います。誰もがより身近にファッションを楽しめる時代になると思います」



これから、ファッションがさらに楽しくなるのですね。新品と古着をうまく使い分けて、おしゃれ度をアップさせたいものです。



取材協力:ハードオフコーポレーション

http://www.hardoff.co.jp/shop_mode.htm



(OFFICE-SANGA 臼村さおり)