注目度増すメキシコの通貨ペソ

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足元で、米国景気の先行指標として注目される製造業景気指数が、12月に持ち直しに転じたほか、米国経済の重しとなっていた「財政の崖」の問題がひとまず回避されたことから、米国景気の改善に伴なう輸出の回復などを通じた、メキシコの景気拡大期待が拡がっています。

メキシコ経済は、総輸出額の約80%が米国向けであることから、米国の影響を受けやすい構造となっているため、米国景気の減速を受けた2012年7-9月期の実質GDP成長率は前年同期比+3.3%と、2012年前半の前年同期比+4%を超えるペースから減速しました。

しかしながら、個人消費や自動車を中心とした製造業の好調さに牽引され、米国の成長率を上回るペースの成長を維持しており、米国景気の回復傾向は、メキシコ景気を一層明るくさせる要因として注目されます。

こうした堅調な景気動向などを反映して、メキシコの政策金利は据え置きが続いています。

先進国をはじめとする主要国が景気減速に伴なって金融緩和を行なっている一方、メキシコでは成長見通しに明るさが増していることや、相対的に高い金利水準が続いていることなどを考え合わせると、通貨ペソへの注目度が増していくものとみられます。

さらに、主要新興国と比べて、実質実効為替レート(※)の面で安値圏にあるとみられることも、通貨ペソの魅力を高めていくものと期待されます。

(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。

)(2013年1月9日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。

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