日本が大好きだからこそ世界で勝ちたいと語る有村(撮影:福田文平)

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 米ツアーファイナルQTを5位で通過し、2013年の米国女子ツアー出場権を獲得した有村智恵がALBAのインタビューに応えてくれました。新たなチャレンジに向けての意気込み、期待、不安、そして日本のゴルフツアーへの思いを、3回にわたってお届けいたします。
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・宮里藍とかにアドバイスをもらったりする?
 アドバイスっていったら大げさなんですけど、やっぱりちょこちょこ聞いてます。何かって言われると、日常会話なんで思い出せないけど…。う〜ん、レストランどこが美味しいですか、とか。オーランドのアカデミーにお世話になっているコーチがいて、よく行くんですけど、その近くに美香ちゃんが住んでいるので、「ショッピングするとしたらどこにいくの?」とか「おいしい日本食ってどこ?」とか。
 あと、藍先輩から直接ではないんですけど、ブリヂストンさんのスタッフの人から藍先輩がどこどこに食べに言ってましたよとか、藍プロはこんな時こうしてましたよ、練習はこんな風にやってましたよとか。参考どころか、もうそのままになるかもしれない。めちゃめちゃ心強いです。
 私、プロになる前から、藍先輩も含め自分が通る道を先に歩んでくれている先輩がいるんです。プロになったときも、だいたい自分が悩んでいることは藍先輩がもう先に悩んでいて、それをしかもクリアしているから。藍先輩がいなかったら、もう今の自分は考えられないです。プロにはなってたかもしれないけど、今ほど成績を残していたかはわからない。それほど大きいですね。
・改めてアメリカに行きたいと思ったきっかけは?
 本当に色々な思いがあります。もちろん、オリンピックも。その中の一つに、アメリカのメジャー大会があって、もしもっと日本人がいっぱい出ていたら、誰かが勝つチャンスは広がるし。誰かが勝ったら、またもっと人は増えていくだろうし。それが今の韓国勢だと思うんです。
 だれか一人が殻を破って、人がどんどん増えて、そしたらもっと確率が高くなって。今はあっちで3人(宮里藍、上田桃子、宮里美香)が戦っているけど、韓国勢は何十人ですよね。日本人がもっと向こうに行って頑張れば、もっと日本のゴルフ界も盛り上がるだろうし。向こうから日本を盛り上げたいなと。やっぱり日本で勝って与える影響と、世界で勝って与える影響って全然違いますからね。
 日本にいる人たちも、世界で勝ったときに味わってくれる喜びは全然違うと思うんです。2011年は東日本大震災があって、やっぱり日本で勝つよりも世界で勝ちたいと思うようになった。与えられる勇気とかが全然違うなと。だからこそ、自分も頑張らなきゃいけない。もちろん日本ツアーも大事だし、日本も大好き。でも、“だからこそ”なんです。
 メジャーに1試合だけスポット参戦しに行っても、もちろん勝つチャンスはあると思います。でも、私は「この試合のためにこれだけ準備してきたんだ」って胸を張れない自分がイヤなんです。スポット参戦じゃあ、ライバルの誰よりも練習してきたんだって胸を張れないですよね。自信が持てない。それがイヤなんです。
 だから、勝つために万全の準備をしてきたんだっていう気持ちで臨みたいって思ったら、日本からのスポット参戦では無理なんです。メジャーであれば全英女子オープンでも全米女子オープンでもなんでもいいですね。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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