突然の衆議院解散と自民党・安倍総裁の発言でみごとに?年末株高アノマリー〞を体現した日本株。為替の円安傾向を追い風に、2012年5月以来の「9200円の壁」を突破し、9600円も目前!久々の上げ潮ムードをキャッチする銘柄をどうぞ!!


2013年1月4日から、東京証券取引所と大阪証券取引所の経営統合による持ち株会社「日本取引所グループ」の株式も取引できるようになる。東証は現物株、大証は先物など金融派生商品の取引所として、役割分担を強化していく方向にある。その中で、2013年7月には東証と大証の1部と2部がそれぞれ市場統合される見込みだ。

この流れを受けて、すでに大証単独上場銘柄や大証での商い主力銘柄は、日経平均採用への期待などから人気を集めてきた経緯がある。

また、ここ1〜2年ほど大証1部の小型株や大証2部株も、相場テーマに手詰まり感が出るたびに、?掘り出し株〞的な感覚で注目されて値を上げることが少なくなかった。

そこで今後は、福岡証券取引所、札幌証券取引所、名古屋証券取引所といった地方市場に単独上場している銘柄が、?希少価値〞的な感覚で狙われてくるケースが出てきそうだ。地方単独上場銘柄は、出来高の少なさ(流動性の欠如)が最大のネックとなる。銘柄によっては商いがゼロの日が多いケースもある。

一方、機関投資家の投資対象、アナリストの調査対象となっていない銘柄がほとんどで、逆に材料が出現すると突飛高となる習性もあるのがこのグループ。右の表に挙げた5銘柄は、比較的流動性が保たれているもので、年間配当が期末一括という銘柄が多いのも特徴だ。

このほか、名証1部単独上場の富士機械製造などは、外国人保有株比率が20%以上あり、バブル時代に最高値8400円を記録するなど東証1部銘柄並みに注目度があった企業でもある。2012年11月には今3月期業績を下方修正したが、工作機械分野ではトヨタ自動車やトヨタグループ向けで売上高が拡大中だ。

こうした銘柄の中には、東西の1部・2部市場が統合された東証市場へのくら替えを目指す企業が出てくるだろう。マーケットでも地方から全国区を目指す銘柄を探す動きが出てきそうだ。


この記事は「WEBネットマネー2013年2月号」に掲載されたものです。