突然の衆議院解散と自民党・安倍総裁の発言でみごとに?年末株高アノマリー〞を体現した日本株。為替の円安傾向を追い風に、2012年5月以来の「9200円の壁」を突破し、9600円も目前!久々の上げ潮ムードをキャッチする銘柄をどうぞ!!


2012年12月20日、東証マザーズにユニークな企業が新規上場した。世界で初めてユーグレナ(ミドリムシの和名)の野外大量培養技術を確立した、東京大学発のバイオベンチャーだ。ミドリムシ!?とは意外だが、実は新たな食料や燃料としての可能性を秘めていることは、学術的、世界的にも近年知られている。

そのミドリムシの研究開発と事業化で世界をリードしている会社がマーケットに登場するとなれば、株式投資の魅力である「夢を買う」という本質に沿う銘柄だ。会社側は食料、繊維、飼料、肥料、燃料の5分野に事業展開を定め、すでに機能性食品、化粧品への応用で事業化に成功している。

2011年9月期の売上高は11億6600万円で、経常利益は3億1400万円強を計上し、ベンチャーといっても立派な黒字企業だ。

そして、その同社の成長性に着目し、電通や伊藤忠商事、清水建設など日本を代表する大手企業が同社に出資している。注目したいのは、JXホールディングスのJX日鉱日石エネルギーや全日本空輸、東京センチュリーリースが出資の理由としているバイオジェット燃料分野だ。ミドリムシから抽出・生成されるオイルは軽質であることからジェット燃料に適しているという。トウモロコシなどと異なり、農地や食料価格の変動も受けないというメリットがある。現状の売上高構成の面から、ユーグレナ株式の業種ポストは「食品」。その企業成長が出資企業へも波及する日は近そうだ。

今月の噴火目前株3連発!

1. 東映(東証1部・9605)
11月に上方修正したが、「まだ保守的」との声がある。絶対的な強みは、AKB48と双璧を成すコンテンツである人気アニメ『ワンピース』の版権だ。12月15日から劇場版の新作が上映されており、版権収入上ブレの勢いは増しそう。ヘッジファンド筋が関心を持っているとも?

2. エレコム(ジャスダック・6750)
今下半期から来期にかけて業績、急改善へ。これまでと形状の違う「iPhone5」の発売で、ケースなどアクセサリー
の買い替え特需が発生。さらに、相次いで発売された「iPad mini」などのタブレット端末関連では独走状態。タブレット特需の利益上乗せが濃厚か。

3. ダイワボウホールディングス(東証1部・3107)
マスク関連の同社が突如買われるのは、花粉症とインフルエンザが流行するシーズン。感染拡大のニュースが材料視されやすい時期に入ったほか、今期はトップラインの売り上げで過去最高が見込まれている。為替の円安進行が利益面の追い風に。

この記事は「WEBネットマネー2013年2月号」に掲載されたものです。