グリーと提携し、営業益倍増へ。海外進出+スマホでヤフーが大化け?
突然の衆議院解散と自民党・安倍総裁の発言でみごとに?年末株高アノマリー〞を体現した日本株。為替の円安傾向を追い風に、2012年5月以来の「9200円の壁」を突破し、9600円も目前!久々の上げ潮ムードをキャッチする銘柄をどうぞ!!


ヤフーの日本法人は売上高の半分以上が営業利益になる高収益企業だが、唯一の弱点が米国本国のヤフーとのすみ分け。事業活動が国内中心のため、成長性に欠けると評価されることが多かった。

しかし、営業利益倍増を掲げ、スマホ向け広告の強化のために米国企業と業務提携するなど、ヤフー?ジャパン〞の殻を破る動きに出ている。グリーとの提携など隣接分野の有力企業の囲い込みにも死角はない。

有利子負債ゼロのキャッシュリッチ企業なので、他社買収の噂も絶えない。「爆速」を口にする宮坂学社長だけに、株主でなくとも何が飛び出してくるか楽しみ。スマホコンテンツは圧倒的な勝者が決まっていないが、この分野を押さえればヤフーの株価は大化けへ。

河合ウオッチャー達憲のそのとき株は動いた!
ひらまつの株価を長期的に分析すると、いったいいつまでこの騰勢は続くのかと目を見張るものがある。リーマン・ショック後の2008年10月(底値1万9250円)から2012年11月30日(9万900円)まで、実に株価は4.7倍高。この4年越しの上昇トレンドの中、東日本大震災による節電消費不況などで2〜3割強の下落は3度経験しているものの、そのつど下落幅を短期間で埋めている。むしろ健全な調整を繰り返して下値を切り上げてきた。

同社は、都内で高級なフレンチまたはイタリアンのレストラン23店舗を展開している。収益はフランス料理62%に対しイタリア料理が38%。2008年9月期から6期連続で増収増益を達成し、過去最高益更新を持続する見込みだ。2012年9月期はダイニング・カフェ事業が好調となり、婚礼パーティーの受注も伸長した。今2013年9月期は、大阪に関西の旗艦店を新規出店する計画だ。7%増益予想を達成すれば、経常利益20億円超えを実現する見通しだ。

この11月に自社株買いを発表、発行済み株式数の6.9%を取得する計画。背景に「好業績持続」があるだけに、PER(株価収益率)は12倍前後と割安圏である。自社株消却により、さらなるEPS(1株当たり利益)の上昇も見込まれる。仮に自社株取得枠すべてを消却した場合、9万6000円超えという株価も算出できる。

河合達憲(かわい・たつのり)
カブドットコム証券 チーフストラテジスト

『夕刊フジ』と『ネットマネー』の共同企画、推奨銘柄の上昇力を競う「株-1グランプリ」第1回で、みごと優勝。相場診断力と銘柄選定力は抜群!




この記事は「WEBネットマネー2013年2月号」に掲載されたものです。