総合人材サービスのインテリジェンスが「上海 転職市場レポート2012」を発表

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総合人材サービスのインテリジェンスは、同社の中国法人「英創人材服務(上海)有限公司」が運営する、日系企業向けの人材紹介サービスに寄せられた新規求人数をまとめた「上海 転職市場レポート2012」を発表した。

調査期間は、2012年1月1日から11月31日。

2012年1月から11月に、同社に寄せられた新規求人数は7,058件で、前年比6.7%増となった。

一昨年は2月にあった「旧正月」が2012年は1月になったことで、1月の求人数は前年同月と比べてマイナスとなっている。

その後は順調に推移したものの、9月におこった「尖閣諸島問題」における日中関係の悪化から、企業が出店および採用計画を一時的にストップする動きが見られ、前年・前月比ともにマイナスとなった。

10月には採用を再開した企業も増え、前年比26.4%プラスと回復。

11月は求人数が微減しており、2012年前半において大幅に採用人数を増員したことから、年内の採用活動を中止する企業も多く、採用ニーズが一服感を見せたことが伺える。

主な業種別にみると、最も伸びたのは「物流」系で前年比+25.6%。

次いで「消費財(同+21.1%)」、「貿易/販売(同+14.9%)」となった。

2000年代前半から中国に進出している、自動車・電気・機械製品を中心とした「製造」は-1.1%と微減し、進出の一巡とともに採用も落ち着きをみせている。

同社では、2013年は飲食や小売りなど「サービス業」の進出・事業拡大に伴う求人増加が見込まれ、既に進出している企業でも求人増加の動きは続くと予測。

Eコマース、スマートフォン向けゲーム開発企業など「IT業界」のほか、メーカーでは、中国内で販売する製品の、設計・製造の動きが2012年後半から高まりを見せており、この動きは2013年も続くと見込んでいる。

また、新規進出が落ち着いた企業で次に課題となるのは「従業員の定着」として、「いかに現地の従業員のモチベーションを高め、サービス品質を上げる評価や教育制度を整備するかが、良い人材の定着のカギとなる」と分析している。

詳細は、同社公式ホームページを参照のこと。