プライバシーを大切にし、ソーシャルメディアへの参加は極力避けてきたブラッド・ピット(49)が、初めてツイートした。しかしそれは普通のツイッターアカウントではなく、中国版ツイッター『ウェイボー』を使ってのことだったと、北京<AP>が報じている。



トム・クルーズなど他のセレブもアカウントを持ち、開設わずか1年半でユーザー数1億人を達成したという、急成長中のサービス『ウェイボー(新浪微博/Sina Weibo)』。ブラッド・ピットはそこに本人と確認されたアカウントを開設し、米時間7日、「(うわさは)本当。うん、行くよ(Yup, I'm coming)」とミステリアスなコメントを投稿した。

この投稿はすぐに3万1千回以上リポスト(ツイッターのリツイートにあたる)され、1万4千ものコメントを集めた。(『ウェイボー』には、投稿へのコメント、ボイスメールなど、本家ツイッターと異なる機能がある。)開設して1日たたないうちに、ブラッドのアカウントのフォロワー数は16万を超えている。

映画情報データベース<IMDB.com>によれば、中国政府を批判的に描く『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(Seven Years in Tibet, 1997)に出演したことから、ブラッドはその後中国への入国を禁じられたと記述がある。しかしフィアンセのアンジェリーナ・ジョリー(37)と共演した『Mr.&Mrs. スミス』(Mr. & Mrs. Smith, 2005)の場合、中国で非常に人気があった。中国メディア上での投稿なのでブラッドが近々中国に行く予定なのか、いったい何をしに行くのか...映画ロケ?もう1人養子?引っ越し!?と憶測が飛び交っているが、「行くよ」の続きを聞くために、これからもすごい勢いでフォロワーが増えることだろう。

トム・クルーズの『ウェイボー』フォロワー数は20万をオーバーしているというが、他に目立つところでは、以前NBAでプレイしていた選手で、現在は中国プロバスケットボールリーグ(CBA)の北京ダックスに所属するステフォン・マーブリー(Stephon Marbury)には78万近くのフォロワーがいる。