向後の7日株!:チャート妙味増で一触即発、急騰前夜!統合比率に期待の電線株(581X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

日立電線 (5812)が今日の注目銘柄!

同社は、昨年11月13日に、日立金属(5486)と経営統合に関する基本合意書を締結したことを発表しました。そこで、今年1月上旬に決まる統合比率に期待して、再度注目します。

この経営統合は、対等の精神に基づき実施されますが、合併の手続上、日立金属を吸収合併存続会社、日立電線を吸収合併消滅会社とします。そして、合併に当たっての株式割当比率は、第三者機関の評価を踏まえ、今後、両社協議の上で決定するそうです。

なお、同社は、重電向け、巻線、ワイヤレスシステムなどに強みを持ち、「産業インフラ」「電機・自動車部品」「情報デバイス」「金属材料」「販売会社・物流」などを展開しています。

製品(アンテナ・給電線)―エンジニアリング―施工を提供できる日本唯一の高周波製品メーカーで、自立電波塔として世界一の高さを誇る「東京スカイツリー」の最頂部に取り付けられた地上デジタル放送用送信アンテナシステムを開発・設置しました。

このように高い技術力を持つ同社ですが、10月29日には、エレクトロニクス・半導体市場の冷え込みが夏以降一層深まったことや、国内の民間設備投資需要の停滞等により厳しさを増していることが影響し、業績下方修正を発表しています。

しかしながら、今回の金属、電線の合併新会社は年間売上高が1兆円規模になり、電力インフラ向け材料などの成長分野を伸ばしやすくなるという利点があるため、足元の電線単独の業績は、ほぼ無視してよいでしょう。今後は、合併新会社のシナジー効果発現を株価は織り込みにいくとみています。

日足チャートをみると、経営統合発表直後、株価は137円まで急騰し、その後、調整をしながら、上昇トレンドを描いていました。
そしてついに、大納会の終値は141円と、終値ベースで137円ブレイクを果たしました。これにより、グンとチャート妙味が増しました。
週足チャートでは、13週移動平均線(7日現在、121円)が26週移動平均線(同、120円)を上抜き、ゴールデンクロスを達成しています。また、上方に位置する52週移動平均線(同、153円)を、完全に射程圏内に捉えています。週足ベースの一目均衡表では、基準線(同、129円)と転換線(同、131円)の好転も目前です。

つまり、テクニカル的に、中長期面での「買いサイン」が点灯した、または、点灯寸前の状態となっています。よって、株価は一触即発、急騰前夜とみています。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。