急成長を続ける「3Dプリンタ」市場! 投資チャンスはどこにある?

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【今回のまとめ】
1.「3Dプリンタ」とは三次元のモノを作り出す装置を指す
2.価格下落とメーカーの普及努力で3D市場は飛躍している
3.すでに3D関連銘柄は株式市場でもてはやされている
4.3Dプリンタの潜在市場が本当に大きいかどうかは未知数

3Dプリンタとは何か?

 「3D(スリー・ディー)プリンタ」とは、コンピュータ上であらかじめ作った立体の絵を三次元のモノとして造り出す装置を指します。

 プリンタのインクに相当する「コンシューマブルズ(消耗品=材料)」は、廉価版のモデルではアクリル樹脂を使用する場合がありますが、プラスチックから金属まで、いろいろな種類が出てきました。ただし、これまでに市場に出回っている3Dプリンタの大半は、1つの材料しか受け付けない、プロプライエタリー(非互換的)な装置となっています。

 3Dプリンタの歴史は古く、今から26年前にチャック・ヒルという人が立体リトグラフに関するパテントを取得したことが3Dプリンティングの始まりだと言われています。その年にチャック・ヒルは3Dシステムズ(ティッカー:DDD)という会社を設立します。

 それ以来、3Dプリンティングは航空宇宙産業や自動車産業などで試作品を作る際に利用されていました。当時の3Dプリンタは高価で、ごく一握りのユーザーだけにしか利用価値はないと思われてきました。

ブームの背景

 ところが最近になって、3Dプリンタは単なる試作品を作るニッチ的な用途を超えて、幅広いユーザー層によりこれまでにない新しい分野で使われ始めています。

 このため3Dプリンタ市場は、2013年の23億ドル市場から2019年には65億ドル市場になると見られています。

 このような普及の背景には、3Dプリンタの価格が大幅に下落したことに加えて、3Dプリンタ・メーカー同士の合併で、生き残った企業が以前より積極的に市場開拓に乗り出したことなどの要因が指摘できると思います。

 『ロングテール』などの概念を提唱したジャーナリスト、クリス・アンダーソンが著書『MAKERS-21世紀の産業革命が始まる』で3Dプリンタを紹介したことも、それが注目されている1つの理由です。

 また、オバマ米大統領は、3Dを利用したモノ作りの研究を促進する目的で6000万ドルの補助金プログラムを創設しましたし、欧州連合でも同様のプログラムが設立されています。

 次のページでは、3Dプリンタ関連の代表的2銘柄の株価と業績の動向を見ていきます。

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