海外旅行で気をつけたい「持ち込み禁止物」の話



海外旅行をする際、その国に持ち込んではいけない「品物」というのが存在します。今回はそんな「持ち込み禁止物」について、代表的なものや意外と思えるものなどを紹介します。



●中国の脅威になるものは禁止!

なにかと問題になっている中国の持ち込み禁止物には「中国の政治や経済、または文化、道徳に有害な印刷物、フィルム、写真、音声ディスク、画像ディスクなど」という項目があります。



つまり、中国の政治や思想に否定的な内容のものや、ポルノなどの道徳に反するものは持ち込んではいけない、ということですね。実に中国らしい。また、トウガラシやナス、果実なども持ち込み禁止です。



●肉に関するものはダメ!

アメリカには「肉類の一切の持ち込み」が禁止されています。肉そのものだけでなく、肉の成分が入った食品も全部ダメ。つまり、カップラーメンもアウトなのです。「向こうでも日本の味を……」と、うっかりトンコツラーメンなんか持ち込んだりしたら没収されてしまいますよ。ちなみに肉類はアメリカだけでなく、実は多くの国で持ち込み禁止だったりするので気をつけましょう。



●チューインガムは持ち込み禁止!

シンガポールは「チューインガム」の持ち込みが禁止です。これはチューインガムのかみくずによって街が汚されることを防ぐため。シンガポールは国家レベルでクリーン運動に取り組んでいるため、持ち込み禁止になっています。



●いっぱいはダメよ

タイに旅行に行く際に気をつけたいのが、タバコと香水。タバコも香水も持ち込むこと自体は問題ありませんが、量が制限されているのです。タバコは紙巻きタバコで200本まで、香水は2オンス(小瓶サイズくらい)までとされています。それを超える量になると規制対象となってしまうので注意しましょう。



●マヨネーズ? ダメだ!

ドイツやオーストラリアなど、海外の多くの国は卵の持ち込みも禁止されています。さらには卵の加工品である「マヨネーズ」も持ち込み禁止対象物。「日本のマヨネーズが一番!」なんてお弁当用の小さい小袋のマヨネーズを持ち込んだりすると痛い目にあいますよ。



●日本のチョコレート? 確認します!

オーストラリアは食品の持ち込みについては非常に厳しく、ほかの国では問題のないチョコレートやビスケットなどの菓子類は申告して検疫を通過しないと持ち込めません。うっかり申告せずに持ち込んでしまうと罰金を支払わないといけなくなるので要注意です。





カップラーメンやマヨネーズ、チューインガムなどはついつい持ち込んでしまいがちな商品ですが、訪れる国によっては罰金が取られたりしてしまいます。旅行の際には事前に下調べして、抜かりのないようにしたいですね!



(貫井康徳@dcp)