インテリア文化研究所(略称ICI/本田榮二代表)では、ドイツ壁紙協会や国際壁紙製造者協会(IGI)などのデータを基に分析した世界の壁紙市場動向(2012年)を、このほど発表した。それによると世界の壁紙市場規模は約45億平米となり、リーマンショックの世界的不況で落ち込んだ世界の壁紙市場規模がそれ以前の状態に回復した。
地域別には、最大地域は約9億平米と推定される中国市場を抱えるアジアの20億平米で、次いで壁紙大国ドイツが牽引するヨーロッパの14億平米が続く。以下、市場規模の順にロシア8億5000万平米、北米1億5000万平米、南米1億平米と続いている。アフリカは気候風土的に壁紙を必要としないため数字に表れる規模には達していない。
本田氏は「株式や金融などの経済指標よりも早く壁紙市場が回復した。要因としては不織布のフリース壁紙の存在が大きい。ドイツ壁紙生産数量の年度別推移(下記図参照)からも一目瞭然だが、牽引役は間違いなくフリース壁紙。壁紙がガラパコス島の生物のように独自の展開をしてきた日本の壁紙市場もリフォーム需要喚起のためにはフリース壁紙が必要不可欠」と述べている。また本田氏は、近年壁紙の注目度が高まっている「ハイムテキスタイル2013」の見どころについても言及、「世界の壁紙業界で四天王と呼ばれるラッシュ社、マルブルグ社、エアフルト社、ASクリエーション社の新製品も楽しみだが、今年は日本企業によるライトキューブ・プロジェクトが注目の的。このプロジェクトはデザイン事務所ライトキューブがデザインコンセプトを担当、壁紙専門商社テシードが販売窓口を担当する形で日本の壁紙メーカー6社がコラボを組んでホール3に出展するもの。日本の壁紙企業体として初の本格的出展だけに評判を呼ぶはず」と予想している。さらに「壁装材分野ではデジタルプリントが大きく普及しそう。その意味ではホール4に大面積ブースで出展する日本ヒューレッド・パッカード社のプリンティングテクノロジーに世界は驚愕するはず」と述べている。

本田氏はハイムテキスタイル会場にて、ドイツ壁紙協会ブラント会長への長時間インタビューも予定しており、日本企業の出展内容と現地での評価の詳細を2月6日(水)開催のインテリア文化研究所主催セミナーで詳しく報告するとしている。
なお同セミナーでは講師陣に各分野の専門家を揃え、本田代表以外にもColor Design Farm代表の網村真弓氏による「欧州4大見本市のカラー&デザインを徹底分析する!」と、アルファスパッチオ主宰の奥村公子氏による「豊富な映像で楽しむ欧州4大見本市!」が併せて行われる。セミナー参加希望者は下記まで。

■セミナーの申し込み・問い合わせ先
TEL:042-486-7972/FAX:042-486-7973(インテリア文化研究所)
携帯:090-2661-3105(本田榮二氏)
メール:e-honda@wine.ocn.ne.jp

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