現状回復費を抑えるにはどうすればいい?



賃貸物件から退去するときに必要になる現状回復費。クロスの張り替えだったり、畳の交換だったり、次に住む人のために部屋をキレイにするための費用です。大体は入居時に支払った敷金や保証金などから支払われますが、これが案外高かったりしますよね。

では、この現状回復費を抑えるにはどういった点に気をつければいいのでしょうか? 不動産業者の方に聞いてみました。



――退去時に必要になる現状回復費を抑えるにはどうすればいいのでしょうか?



こればっかりは「地道な努力」が一番ですね(笑)。ちゃんとこまめに掃除したり、設備に気を使って生活するのが一番だと思います。やっぱり汚れると汚れるだけ回復費用がかかっちゃいますからね。

――どういった点に気をつけるといいのでしょうか?



基本的な回復費の中では、ペットやタバコのにおいや汚れによるクロスの張り替え、あとはフローリングがかなり傷ついていた場合の張り替えなんかが高額になりやすいです。



――確かにペットのにおいは部屋に染み付きますよね。タバコも黄ばみの原因になりますし……。フローリングの張り替えというのは、例えばどれくらいの傷までは大丈夫なんですか?



机を引きずってしまってできた軽い傷など、日常生活で起こりうる範囲内の傷とくらいなら大丈夫です。でも、ペットが頻繁に引っかいたり、水がこぼれた状態でほったらかしにしていて劣化してしまうなど、程度がひどい場合は交換になってしまいます。



――クロスやフローリングの張り替えはいくらぐらいなのでしょうか?



ワンルームなら、クロスは3万〜5万円、フローリングは部分修復なら1万〜2万円、全体を張り替えるなら7万〜10万円くらいになります。それ以外だとクッションフロアは4万〜5万円。カーペットは5万〜7万円ほどになりますよ。



――フローリングはかなりの値段になるんですね!? 畳の部屋がある物件とかありますけど、畳の交換は高いのでしょうか?



畳は表替え1枚4,000円ほどなので、そこまで大きな金額にはならないでしょう。



――畳は案外安いんですね。あとはどんな部分が高額になるのでしょうか?



レンジ周りなどは基本的にクリーニング費用だけで済みますし、交換というのもほとんどないでしょう。ただ、エアコンについては入居時の契約で借り主負担になっていた場合、退去時に交換になって高いお金が請求されるケースもありえます。



――エアコンは高いですもんね。これは入居時にちゃんと確認しておかないとエライ目に遭いますね。



基本的に、壁に穴をあけたり床に大きな傷などをつけたりしなければ、そこまで大きな金額の請求をされることはありません。大事に住むこと、これが大事です。ペットを飼われたい方は、それなりの現状回復費がかかることを承知の上で飼われることをお薦めします。でないと退去時に思わぬ金額になったりするので。



――なるほど。勉強になりました。あ、以前ベランダの手すりの止め具を直すという項目で退去時に2万円請求されたことがあるのですが、これって……



おそらくボラれてますよ(笑)。



――やっぱり(笑)。





大事に使ってさえ入ればクリーニング代と鍵の交換費用だけで済む回復費。クロスやフローリングの張り替えといった、費用がかさむ部分で泣きを見たくないなら、日ごろから掃除したり、キレイに使うよう心がけないといけませんね。



(高橋モータース@dcp)