FWアレシャンドレ・パトのミランからコリンチャンス移籍は、ミランやマッシミリアーノ・アッレグリ監督だけではなく、恋人バルバラ・ベルルスコーニさんとの私生活にも関係することだ。

だが、シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長の娘バルバラさんは、ミランとコリンチャンスの交渉から「完全に外れていた」と強調している。

『ANSA』のインタビューで、バルバラさんは「双方が満足できる合意にクラブと選手が達し、交渉がまとまったのです。私はいつもプライベートよりクラブの利益を優先させていますよ」とコメント。「去年もそうだったわ。私は完全にかやの外にいたの。パトがパリ・サンジェルマンへ行かなかったのは、単に父と彼が移籍に納得しなかったからというだけなんです」と続けた。

さらに、バルバラさんは「私たちカップルは幸せだし、冷静よ。ミラノとサンパウロの距離も怖くない。ミラノとパリでも怖くなかったんだから」ともつけ加えている。

一方、パトは4日にミラネッロを訪れ、もはや元チームメートとなった選手たちやアッレグリ監督にあいさつした。同選手は「ファンタスティックな5年間だった。みんなを遠くから見守るよ。頑張ってくれ。君たちとともにミランがすべてに勝ち続けることを願っている」と話している。明らかに感極まった様子のパトは、目を潤わせてミラネッロを後にした。