知っていますかシリーズ映画




「柳の下のどじょう」と言います。柳の下にどじょうは何匹ぐらいいるのでしょうか。1本傑作映画がヒットをとばすと、スグに続編が現れます。そして、すっかりダメになるか、みんなが飽きるまで続編、シリーズ作ができます。みなさんはシリーズ作をどこまで知っていますか? 有名作品の続編を紹介してみます。





■『ジョーズ』に期待する人が多いので!



スティーブン・スピルバーグが監督して、1975年に公開され、全世界的に大ヒットした『ジョーズ』。今でも熱狂的なファンがいます。最初のジョーズがあまりにも面白かったので、ジョーズとタイトルに付くとつい見てしまう人がいるのです。そこにつけ込んで続編が作られました。今でもすきあらば、ジョーズがわれわれを狙っています(笑)。



●『ジョーズ』

(原題:Jaws)

1975年公開

若きスピルバーグの演出がさえわたる。何回見ても面白い、超がつく傑作!



●『ジョーズ2』

(原題:Jaws 2)

1978年公開

前作から3年後。またしても巨大サメが来襲。演出が凡用でどうにも盛り上がらない作品に。



●『ジョーズ3』

(原題:Jaws 3-D)

1983年公開

よせばいいのに3D作品。1・2作目で主役だった(ロイ・シャイダー扮(ふん)する)保安官の息子が主人公。海洋水族館に巨大サメが侵入して大暴れ。映画としてはさらに盛り上がらず。



●『ジョーズ'87 復讐編』

(原題:Jaws: The Revenge)

1987年公開

(ロイ・シャイダー扮(ふん)する)保安官は死んだことに(笑)。未亡人と息子が主人公。この一家を追って、巨大サメが(どうやってか居場所を探知して)バハマまでやって来るというバカ展開。最低映画に与えられる『ゴールデン・ラジー賞』にノミネートされる始末。



■『13日の金曜日』はどこまで続くのか!?



『13日の金曜日』といえば1980年に公開されて大当たりをとったスラッシャームービーの傑作です。



アイスホッケーのマスクをかぶって、マチェーテ(山刀)をメインウェポンに、はしゃぎ過ぎの無軌道な若者(笑)を次々に惨殺する「ジェイソン」。もはやポップアイコンになっていますが、このジェイソン大暴れのシリーズが何作あるかご存じでしょうか。リメイクを入れて全部で12作。暴れすぎですね(笑)。



●『13日の金曜日』

(原題:Friday the 13th)

1980年公開

記念すべき第1作。クリスタルレイクのキャンプ場に殺人鬼が登場。



●『13日の金曜日 PART2』

(原題:Friday the 13th Part 2)

1981年公開

よせばいいのに、キャンプに出掛けた若者がまた次々殺される。



●『13日の金曜日 PART3』

(原題:Friday the 13th Part 3)

1983年公開

ジェイソンがホッケーマスクで登場。本作からトレードマークに!



●『13日の金曜日 完結編』

(原題:Friday the 13th : The Final Chapter)

1984年公開

ジェイソンが復活して暴れ出すが、ついにそれも年貢の納め時。



●『新・13日の金曜日』

(原題:Friday the 13th Part V : A New Beginning)

1985年公開

ジェイソンの代わりに新しい殺人鬼を作り出そうとして頓挫。



●『13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!』

(原題:Friday the 13th Part VI : Jason Lives)

1986年公開

ジェイソンが復活! またしても大惨劇。



●『13日の金曜日 PART7 新しい恐怖』

(原題:Friday the 13th Part VII : The New Blood)

1988年公開

無敵のジェイソンに超能力少女・ティナが立ち向かう!



●『13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ』

(原題:Friday the 13th Part VIII : Jason Takes Manhattan)

1989年公開

ニューヨーク行きの豪華客船にジェイソンが侵入。大惨劇。



●『13日の金曜日 ジェイソンの命日』

(原題:Jason Goes to Hell : The Final Friday)

1993年公開

何度も復活するジェイソンの肉体の秘密を暴こうとするが……。



●『ジェイソンX 13日の金曜日』

(原題:Jason X)

2001年公開。ついに宇宙へ出撃! 大惨劇。



●『フレディVSジェイソン』

(原題:FREDDY VS. JASON)

2003年公開。エルム街の悪夢『フレディ』と異種格闘技戦。



●『13日の金曜日』

(原題:Friday the 13th)

2009年公開。原点回帰か、最初の作品をリメイク。フリダシに戻る(笑)。



ちなみに『Saturday THE 14th』(14日の土曜日)という映画もあります。これの続編『Saturday the 14th Strikes Back』(14日の土曜日の逆襲!?)もあります。いい加減にしろ(笑)!



■だから野放しにするなってば!



1作目があまりに傑作なのでつい続編を作ってしまう。この姿勢がいけないのでしょうか。1960年公開の『サイコ』は、アルフレッド・ヒッチコック監督の傑作スリラー映画で、後に続く作品に大きな影響を与えました。(基地の外に住む人である)主役を演じたアンソニー・パーキンスはよほどこの役(役名はノーマン・ベイツ)が気にいったのか、サイコのシリーズに出続けました。



●『サイコ』

(原題:Psycho)

1960年公開。ベイツ・モーテルで殺人事件が発生。犯人は一体!? 衝撃の惨殺シーンと驚愕のオチが秀逸。傑作。興行的にも成功。



●『サイコ2』

(原題:Psycho II )

1983年公開。精神的に病んで殺人を犯した主人公が、「治った」として社会復帰。ところがいろいろあってまたヘンに。元のもくあみ(笑)。興行的にはもひとつ。



●『サイコ3/怨霊の囁き』

(原題:Psycho III)

1986年公開。

主役を演じるアンソニー・パーキンスが自らメガホンをとる。スプラッタ色が濃くなり、普通の殺人鬼ものになったかのような出来。興行的にはさらにもひとつ。



●『サイコ4』

(原題:Psycho IV: The Beginning)

1990年公開。予算が少ないためか劇場公開作ではなくテレビムービー。主人公はどうして殺人者になったかを描く。1作目につなげようとしたのでしょうか。アンソニー・パーキンスもしつこくつきあってますが、1992年に死亡。さすがに5は作られませんでした。ところが……。



●『サイコ』

(原題:Psycho)

1998年公開。ヒッチコックに敬意をささげ、第1作の通りに作ったリメイク作品。元の通りに撮るんだったら「何で作るの?」と言われた疑問作。下馬評通りに評価されていません。



柳の下のどじょうをすくえるだけすくいたいのは人の性(さが)。まだまだ面白い続編シリーズがあるのですが、キリがないのでこのへんで。いやー映画って本当に面白いものですね!





(高橋モータース@dcp)