いじめを見聞き、半数が「何もせず」--女子高生の1割は”ネットいじめ”経験

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NHK放送文化研究所はこのほど、全国の中高生と親を対象とした「中学生・高校生の生活と意識調査・2012」を発表した。

調査期間は2012年8月24日〜9月2日で、調査方法は個人面接(生徒)および配布回収(父母)。

有効回答数は、生徒1,142人(中学生570人、高校生557人)、父母2,199人(父親969人、母親1,230人)となる。

それによると、今の学年になってから「いじめられた」と答えた生徒は、中学生5.1%、高校生2.0%。

一方、「いじめた」割合は、中学生3.7%、高校生2.3%だった。

また、「友だちがいじめられているのを見聞きした」がある生徒は、中学生31.8%、高校生17.2%となった。

「友だちがいじめられているのを見聞きした」ことがある生徒に、その後の対応を聞いたところ、約半数(中学生47.5%、高校生49.0%)が「何もしなかった」と回答。

次いで、「いじめられている人を助けたり励ましたりした」(中学生32.0%、高校生33.3%)、「先生に相談した」(中学生19.3%、高校生18.8%)、「親に相談した」(中学生15.5%、高校生16.7%)となった。

メールやインターネット上で嫌がらせをされたり、悪口を書かれたりする”ネットいじめ”については、中学生の1.9%、高校生の7.4%が「経験がある」と答え、なかでも高校生女子では1割に上った。

反対に、ネットいじめをしたことがある生徒は、中学生では1.4%、高校生では3.6%だった。

インターネットの利用内容を調べたところ、「メールのやりとりをする」割合は、中学生60.2%、高校生96.4%。

このほか、「プロフやブログを見る、書き込む」は、中学生15.4%、高校生34.6%、「ソーシャルメディアを利用する(Twitter、mixi、Facebookなど)」は、中学生7.9%、高校生35.9%となった。

「インターネット上だけのつきあいで、実際には会ったことがない友だち」がいる生徒は、中学生17.5%、高校生32.3%。

その一方で、インターネット利用者の約3割(中学生26.1%、高校生33.8%)が「人間関係のトラブルが起きやすい」と感じていることがわかった。

「無理に自分の考えを推し進めないで、多くの人の意見に合わせる」生き方が望ましいとした生徒は、中学生61.1%、高校生62.8%で、「他人がどう言おうと、自分がこうと思ったことは主張する」(中学生34.2%、高校生34.1%)のほぼ倍となった。

「一生懸命勉強すれば、将来よい暮らしができるようになる」と考えている割合は、中学生78.6%、高校生79.2%。

それに対して、父母の考え方は子どもとは異なっており、「そうは思わない」と答えた割合は、父親では61.9%、母親では58.6%に上った。