残業の要因は”仕事を分担できるメンバーが少ない・いない”5割

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日本労働組合総連合会(連合)は9月18日〜9月21日の4日間、20歳〜59歳の有職者(正社員・正職員)を対象に、「労働時間に関する調査」を実施した。

有効回答数は1,000名。

まず、1日に何時間働くことが多いか聞いたところ(休憩時間を含めない)、「8時間〜9時間未満(34.9%)」がトップ。

続いて「7時間〜8時間未満(20.3%)」、「9時間〜10時間未満(21.2%)」。

平均は9.2時間だった。

次に始業時間前に業務を行う「朝残業」を行うことがあるか尋ねたところ、「よくある」は26.6%となり、「時々ある」18.7%を合わせた「ある」の合計は45.3%だった。

また、朝残業を除く“残業”を行うことがあるか聞いたところ、「よくある」は48.4%と半数近く。

「時々ある」30.7%を合わせると79.1%が「ある」と回答した。

1カ月に何時間残業をしているかという質問では、「10時間未満」30.8%、「10時間〜20時間未満」22.6%、「20時間〜30時間未満」17.5%で、平均は25.8時間。

職種別に見ると、営業系(37.4時間)、システム系(32.2時間)、管理系(27.3時間)、販売・サービス系と製造・技術系(27.1時間)、専門職系(25.6時間)、事務系(17.5時間)という順に残業が多かった。

また、どのようなことが残業の要因になっていると思うか聞くと、「仕事を分担できるメンバーが少ない・いない」が55.1%で最多。

「残業をしないと処理しきれない量の業務がある」53.3%、「残業が前提で業務が動いている」26.8%がそれに続いた。

もし今より労働時間が毎日1時間減ったら、その時間を何に使いたいか聞いたところ、「睡眠」45.2%が最多だった。

以下「家族と過ごす」42.6%、「業務とは関係のない勉強・習い事」25.6%、「ショッピング」21.4%、「友人と過ごす」21.3%が続いた。

残業が多い人ほど、日頃、睡眠時間や家族との時間が犠牲になっていることがうかがえる。

労働時間に関する意識では、「労働時間は増えるが、収入も上がる」と「労働時間は減るが、収入も下がる」のどちらか選べる場合、どちらを選ぶかを質問。

すると、「労働時間は増えるが、収入も上がる」に気持ちが近いとする割合は59.5%だった。

労働時間が減ることよりも収入が上がることを望んでいるようだ。