ヒップホップグループのケツメイシが2012年11月と12月にリリースしたシングルとアルバムのCMに、お笑いコンビ・さまぁ〜ずの三村マサカズが抜擢されて話題となった。年末、珍しくテレビ番組に出演したケツメイシのRYOJIが三村を起用した理由について明かしたのだ。

ケツメイシは昨年の4月にトイズファクトリーからエイベックスへレーベルを移した。その彼らが11月14日に移籍後2枚目となるシングル「moyamoya / guruguru」を出すと、12月12日にはグループとして約2年振りのアルバム「KETSUNOPOLIS 8」を立て続けにリリースしている。

その、両方のCMにあのさまぁ〜ず・三村マサカズが出たことでファンの間でも話題となったのだ。年末の12月28日に放送された『ドレミファさまぁ〜ず2』には、ケツメイシのボーカル・RYOJIが出演して三村と共演を果たした。

シングル「moyamoya / guruguru」のCMでは、11月14日にシングルが発売されるがその後に出す予定のアルバムにも同じ曲が収録されていることを三村がスタッフから聞かされる場面から始まる。三村は曲がダブることが分かると、「なんで出すっ!?」、「買い控えちゃうよ! ケツメイシ何やってんだよ!」とキレるのだ。

その後、しばらくして放送されたのがアルバム「KETSUNOPOLIS 8」のCMである。三村はアルバムの収録曲を確認すると「この間、発売した“moyamoya / guruguru”も入ってるけど、これ二度手間になるよね…いや、『二兎追うものは一兎をも得ず』みたいな…一兎は得てる!か」とまくしたてると、「お金を使っちゃったってことかな…」とトーンダウンしていくのだ。

RYOJIはそのCMの内容について、「音楽業界の盲点だと思う。アルバムを出す前に勢いづけでシングル出しますよね。それを知って買い控えちゃうようなところ…」を大胆に網羅するのが狙いだと話した。さらに彼は、「それをうまく突っ込んでくれるのが三村さんしかいないと思った」と出演を依頼した理由を明かしたのである。

三村もCM撮影にあたって、「『そういうこと言っちゃっていいの?』と何回か確認した」とさすがに驚いたという。ところが、そんな事情を聞いて黙って入れないのが、さまぁ〜ず大竹だ。彼は「なんで、三村・大竹のさまぁ〜ずで呼んでくれなかったの?」とRYOJIを問いただす。

RYOJIはそんな大竹の様子に、きちんと説明した方が良いと考えたのだろう。「正直2人に出て欲しかったですが、予算がなかった。それに、2人に頼むと断られる可能性が高いと思ったんです」と答えたのである。ケツメイシの場合でも4人一緒に仕事を依頼されると考えるが、1人だと受けやすいそうだ。

そういった裏事情もあり、“さまぁ〜ず”ではなく三村マサカズ単独での出演となったが、完成したCMを見るとRYOJIが話した、三村に期待した点は十分すぎるほどクリアされているようだ。ケツメイシらしい皮肉の効いた内容となったのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)