オランダでクリスマスに残したインタビューは、誤解しようのないシグナルだ。インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督は先日、MFヴェスレイ・スナイデルのインテルでの今後について可能性があるかのように発言したが、おそらくこれは遅すぎたのだろう。スナイデルはますますインテルから遠ざかっているのだ。一方で、プレミアリーグが素早く近づいてきている。

スナイデル獲得へ乗り出したのは、リヴァプールだ。選手側へはすでにオファーが提示されている。数日前のことで、現時点では年俸に関する交渉がうまくいくかどうかは分からない。

現在スナイデルが手にしている600万ユーロ(約6億8000万円)をリヴァプールが保証できないのは明らかである。だが、リヴァプールはスナイデルに3年契約をオファーしたようで、金額は900〜1000万ユーロ(約10億2000万〜11億3000万円)を支払うつもりのようだ。

一方で、英紙『サン』によれば、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムもスナイデルの争奪戦に再び参入するかもしれないという。

アレックス・ファーガソン監督は以前、スナイデルをMFポール・スコールズの後継者と見て交渉した。だが、インテルの評価額が5000万ユーロ(約56億7000万円)を上回り、サラリーは1000万ユーロ以上とあって、交渉が止まったのだ。しかし、大幅な減俸を求めたインテルとスナイデルの関係が破たんしたことは、マンUとトッテナムが彼をイングランドへ連れていく機会となるかもしれない。