今年も様々な奇妙な事件が起こりました。大阪府高槻市には、深夜の一人歩きの女性の靴を奪う「靴フェチ」男が出没し、話題となりました。これは、2011年夏から続く犯行で、夏はパンプス、ハイヒールを奪い、冬はブーツを奪うのです。決して、金銭目当てや、体目当てではありません。フェチなのかコレクションなのか、必死に靴だけを奪うのです。なかなか理解し難い事件です。

 書籍『可笑しなヘンタイ図鑑』では、水を出しっぱなしにすると興奮したり、自転車のサドルや請求書、コンタクトレンズを集めたりする変わり者を紹介しています。もちろん犯罪を推奨する書籍ではなく、ヘンタイたちの、必死すぎるがゆえに滲み出る「滑稽さ」を味わうものとなっています。

 「己の願望を実現するため、ひねり出されたヘンタイのアイデア(もとい妄想力)は、われわれには想像もつかないような奇妙さ面白さに満ちています。その恐ろしいほどの執念深さ、間違った方向への圧倒的な努力、そして細かすぎるこだわり......」(本文より)

 気になる不可思議な言動の一部は下記の通り。

■つばの曲がり具合に異常な興味
『高校の野球部の部室から野球帽を盗んだとして、工員の男(20)と介護福祉士の少年(19)が、窃盗の疑いで逮捕された。2人は以前に建造物侵入の疑いで現行犯逮捕されており、その後の捜索により2人の自宅から野球帽など計398点が押収された。
 逮捕容疑は、夕方から翌未明にかけて、高校の野球部室に侵入し、野球帽計12点と部室の鍵を盗んだ疑い。
 調べに対して少年は「一つ一つことなる(つばの)微妙な角度を見たくて盗んだ」と容疑を認めているという。また野球帽は各選手によってつばの折り方に特徴があるといい、少年は「(それぞれの)つばの曲がり具合に興味があった」、工員の男は「飾りたかった」と動機について話しているという。』

 嘘のような本当の事件。つばの曲がり具合に異常な関心を示した少年の犯行でした。

■女子風呂に乱入し出禁になった「なまはげ」
 『国の重要無形民俗文化財である「なまはげ」が、旅館の女性風呂に乱入し、女性客数人の体を触ったとして、3年間の出入り禁止処分となった。
 関係者によると、大晦日の午後8時半ごろ、地元町内会の青年らが扮したなまはげらが旅館のロビーに集合。宿泊客ら数十名を前に「泣く子はいねーがー」と勇壮な振る舞いを披露していたところ、突如として20代の男性が扮していたなまはげがロビーを抜け出し、女性用の大浴場に乱入したという。当時男性は、訪問先で振舞われる酒を飲み、酔っていたとされる。
 被害者の家族から苦情を受けた旅館側は、直ちになまはげの責任者を招集。被害者の女性に謝罪させたという。』

 酒に良い調子に乗った結果、自分が叱られるはめになったという哀れななまはげの姿が滑稽です。

 他にも、「17年で500人分のつばを集めた『つばくれおじさん』」や、「急病を装いいきなり女性に抱きつく『ばったり君』」「本屋で仰向けに寝転びスカートの中を覗いた『いも虫男』」など、タイトルを見て想像するだけでも可笑しな行為です。来年はこのような事件で悲しむ人が1人でも少なくなるよう、願うばかりです。



『可笑しなヘンタイ図鑑』
 著者:
 出版社:宝島社
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