上場人材会社のキャリアデザインセンターが通期決算、ジェイエイシーリクルートメントが第3四半期決算を発表した。両社ともすでに業績の上方修正を発表していたが、企業の採用意欲の高まりやリーマン・ショック後の取り組みが好調な業績結果につながった。

 キャリアデザインセンターの2012年9月通期の業績結果は、売上高39億86百万円(前期比42.7%増)、営業利益3億56百万円(同95.5%増)、経常利益3億60百万円(同92.2%増)、当期純利益3億56百万円(同116.2%増)と大幅な増収増益となった。
 
 人材紹介事業は第4四半期に登録から成約までのマッチング率が低下し売上が一時的に落ち込んだものの、IT・コンサルティング業界の開拓などで求職者1人あたりの成約単価が上昇した。新規求人案件の獲得や登録者の獲得も堅調に推移して売上の増加に貢献し、人材紹介事業の売上高は8億46百万円(前期比38.5%増)となった。

 「エンジニア」「女性」領域の拡販や「営業」領域の商品力強化、新卒紹介サービスへの本格参入により、来期の業績については売上高48億41百万円(前期比21.4%増)、営業利益4億53百万円(同27.2%増)、経常利益4億57百万円(同26.9%増)、当期純利益4億7百万円(同14.2%増)の予想を出している。

 ジェイエイシーリクルートメントの2012年12月期第3四半期決算は、製造業、IT、消費財、サービス業関連からの受注が続き、同社グループの業績も安定して推移した。中高額帯および専門性の高い案件への事業シフトがマーケットの変化に対応した。また、同社が推進していた「生産性の向上」も業績を押し上げた。

 第3四半期連結累計期間の売上高は46億4百万円(前年同期比23.4%増)となった。業界部門別に売上高を見ると、電気・機械・化学業界15億26百万円(前年同期比23.9%増)、消費財・サービス業界12億13百万円(同27.8%増)、メディカル・医療業界8億30百万円(同25.2%増)、IT・通信業界5億83百万円(同50.3%増)、金融業界4億17百万円(同2.5%増)、その他33百万円(同17.1%増)となっている。

 営業利益は10億87百万円(前年同期比62.7%増)、経常利益は10億92百万円(同62.5%増)、純利益は5億29百万円(同0.1%減)となった。

 2012年12月通期の連結業績予想については、売上高62億円(前期比24.4%増)、営業利益12億30百万円(同56.1%増)、経常利益12億35百万円(同55.6%増)、当期純利益6億43百万円(同15.2%減)で、8月8日に発表した上方修正値を据え置いた。

[人材採用・育成の人事専門誌「日本人材ニュースHRN」Vol.164(2012年11月14日発行)より一部抜粋して転載] ※記事の内容は掲載時点のものです。

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