レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドのキャリアは、マドリッドから離れたところで続く。少なくとも『アス』をはじめとするスペインのメディアは、そう報じている。彼らによれば、C・ロナウドはシーズン後にクラブから提示される契約延長オファーを受け入れないというのだ。

それが事実だとしても、驚きではないだろう。「悲しい」発言で大きな騒ぎの中心だったC・ロナウドは、環境の変化を望んでいたからだ。同選手の契約は2015年までだが、そのときまでレアルに残り、フリートランスファーで去るとは限らない。その前に売却することで、レアルが一定の収入を得ようとすることはあり得るだろう。

今シーズン終了後、レアルはC・ロナウドに新たな契約を提示するはずだ。大幅な年俸アップをした上での2018年までの契約である。年俸1500万ユーロ(約17億円)にも届こうという額だ。だが、常に「悲しみ」がそこにある。『アス』は、C・ロナウドがメディア面でクラブから守られていないと感じており、レアルでの4年間で自身のイメージが悪くなったと感じていると報じた。

当然、C・ロナウドをめぐるとてつもない争奪戦が起きるだろう。古巣マンチェスター・ユナイテッドへ戻るかもしれない。もちろん、リッチなパリ・サンジェルマンがFWズラタン・イブラヒモビッチとC・ロナウドという夢のコンビや、ジョゼ・モウリーニョ監督の招へいを狙うこともあり得る。

そのシグナルは、C・ロナウドやモウリーニョ監督と同じポルトガル人であるDFペペから発せられている。「僕らポルトガル人は苦しめられていると感じている。僕らに対してはより大きな重圧があるんだ。メディアからも一部のサポーターからも、クリスティアーノはもっと違う形で扱われるべきだよ」