冬の「結露」はカビだらけ? 知っておきたい注意点と対策

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冬の朝目覚めると、水滴が窓ガラスを伝い、窓枠に水がたまっているのを目にすることがあります。いわゆる「結露」の状態ですが、この結露を放置しておくと壁や建物だけでなく、健康に悪影響を及ぼすことがあります。この季節、結露している場所をきちんと確認し、その対策を講じておきましょう。

●結露は単なる「水」ではない!?

結露は空気中にある蒸気が冷やされ、液体(水)に変わったもの。室内で暖められた空気と冷たい空気が触れ合うところや、湿度の高い場所で多く発生します。たとえ大きな水滴がなくても、その辺りを手で触れてみて確認することは大切。どんな場所で結露が発生しているのかをきちんと把握しておきましょう。

結露によって発生した水滴は、カビに汚染されているため、放置しておくと増殖します。さらにはカビをエサとするダニを呼び寄せてしまいます。結露をみつけたらきちんと拭き取って、アルコール(無水エタノール:水=3対2)をスプレーして、殺菌しておきましょう。カビはアレルギーだけでなく、気管支ぜんそくや肺炎を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

●積極的に結露対策を行おう!

最近の住宅は、気密性が高く湿気をためてしまうため、結露が発生しやすい環境にあります。結露対策はいろいろとありますが、簡単な方法は「換気」を行うこと。これとあわせて、室内で水分を発生させないよう心がけましょう。

■<その1> 室内2カ所を開けて、風通しをよくする
窓や扉を二カ所開けて風の通り道を作り、換気(自然換気)を行います。換気は汚れた空気を排出するだけでなく、湿気も取り除いてくれます。回数は2時間ごと、5分間を目安に行いましょう。ワンルームの場合は、玄関扉とリビングの窓を開けるといいでしょう。

■<その2> 「室内換気扇」を賢く利用
自然換気をしても湿気がこもりやすい台所や洗面所は、積極的に室内換気扇を利用します。寝る前にタイマーを回して換気を行い、湿度を下げましょう。押し入れやタンスの後ろ、部屋の角など、自然換気も室内換気扇も行き届かないところは、扇風機やサーキュレーターを利用して空気を循環させると効果的です。ちなみに洗面所・浴室換気扇を24時間利用した場合の電気代は、ワンルームの場合、だいたい月200円〜300円と言われています。

●<その3> 水分を部屋にためない!

換気以外にも、暮らしの中で「水分を出し過ぎない!ためない!」工夫を心掛けましょう。

・部屋干しを控える(できれば浴室で換気扇を回す)
・お風呂のふたを閉める
・料理中は換気扇を回す
・日陰になりがちな北側の壁に家具を置かない
・燃焼系(石油ストーブ、ガスストーブなど)の暖房器具を控える
・カーテンを閉め切らない

結露をなくすためには、このように生活環境を見直すことが大切です。結露が発生しやすくなるのが、湿度70%以上。まずは湿度計を手にして、自分の部屋の湿度を把握してみましょう。