(写真)「国防軍反対」「9条生かせ」と凍てつく繁華街を元気にコールするデモ参加者=26日、東京都渋谷区

 夜の東京・渋谷に「国防軍反対!」「憲法守れ」の声が響きました。自民党の安倍晋三総裁が国会で首相に指名された26日夜、「国防軍反対デモ」が行われました。

 政権に復帰した自民党が憲法草案で「国防軍」の創設をうたっていたことから、「日本を再び戦争する国にするわけにはいかない」と有志がツイッターやフェイスブックで急きょ呼びかけたもので、約70人が参加しました。

 参加者は「国防軍反対」と書いたうちわやプラスターを掲げ、ドラムやトランペットの演奏とともに「9条守れ」「軍事費減らせ」「外交が大事」「いくさはやめろ」と叫びながら、寒風を突いて行進。この日ツイッターでデモを知ったという杉並区の男性(40)は「自民党が政権について、憲法改定が現実の問題になってきて、危険だと思って参加しました」と語ります。

 武蔵野市の男性(42)も「自民党が、衆院で多数を占めた勢いに任せて『国防軍』を進めるのでは、という危機感を持っています。今後もデモがあれば参加したい」と話していました。

 また、デモに先立つ集会で「知人の自衛隊員にも、後の世代の子どもたちにも人殺しをさせたくない」「83歳の母も『二度と戦争はいやだ』という。戦争体験を直接聞いた世代として責任を果たしたい」などと語り合いました。

 デモを呼びかけた男性は「今後も毎月、デモに取り組んでいきたい」と話していました。

 デモには日本共産党の吉良よし子参院東京選挙区予定候補や、総選挙で東京比例候補として奮闘した宮本徹、大田朝子両氏も参加しました。