『「魅せる声」のつくり方』

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「声」の出し方ひとつで、人の印象は大きく変わる。声で損をしていた人に、声を強力な味方にして人生を有利に展開させるコツを示した本が登場した。

講談社ブルーバックス12月(2012年)新刊の『「魅せる声」のつくり方』(篠原さなえ著)がそれだ。

「呼吸」「発声」「滑舌」の3本柱学ぶ

なぜ発声や滑舌に問題が起きるのか。発声の改善には、「呼吸」「発声」「滑舌」の3本柱を、正しい知識にもとづいて学ぶことが必要だと著者はいう。

呼吸法における「笑うツボ」、発声における「舌の反り」、そして多くの人にとって滑舌を悪化させる最大の原因となっている「前位舌」。本書によれば、これらのポイントを教えることで、これまで誰も直せなかった「声」が、劇的に改善されていく。

著者は、これまでナレーター、声優、DJ、銀行ATMの音声から女性初の野球の実況まで、あらゆる声の仕事に携わる一方、ナレーターを志望する人たちへの個人レッスンを長年続けていて、その指導のなかで、「これまで誰も言わなかった3つの新理論」の発見に到った。

また、日本語の母音の「あいうえお」から子音の23種類まで、舌の動きや口の開け方を詳細に解説し、日本語を美しく話すための「鼻濁音」、軽快に話すための「無声化」、感情をこめて話すための「アクセント」などのテクニックも解説して、日本語の奥深さや豊かさにも気づかせてくれる。ほかに例のない「音のつくり方」の体系的な本だといえそうだ。

発売直前の19日にアマゾンの「新書新着ニューリリース」で1位になり、ネットでの売れ行きも好調だ。